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シンポジウム・研究会

宇宙科学情報解析シンポジウム「宇宙科学と大規模データ」

近年、宇宙科学における様々な分野において、観測装置と計算機の大型化によって、飛躍的に大量のデータを取得することが可能になってきています。それによって以前に比べて圧倒的に多くの情報が得られるようになった一方、そこから意味のある科学的成果を引き出すためには、効率よく大量データの蓄積、伝送、解析を行うことが新たな技術課題となってきています。

そこで、今回の宇宙科学情報解析シンポジウムでは、宇宙科学における様々な分野で大規模データを扱っている研究者・技術者の方々に、それぞれが抱えている課題やそれに対する解決手段の研究について発表して頂きます。それによって活発な情報交換と議論が行われ、大規模データを用いた今後の宇宙科学の発展につながることを期待します。

また、シンポジウム終了後ただちに、簡単な懇親会を所内で行う予定です。宇宙科学、情報科学のさまざまな分野における研究者、技術者と今後のコミュニティのあり方について意見交換をしたいと考えていますので、ぜひご出席頂ければと思います。

参加を希望される方は、plainsympo AT plain.isas.jaxa.jp宛に電子メールでお申し込み下さい
(懇親会への出欠も併せてお知らせください)。

詳細

日 程 2011年2月16日(水)10:00〜18:30
場 所 〒252-5210 相模原市中央区由野台3-1-1
宇宙科学研究所 相模原キャンパス 新A棟2階会議室A
問い合わせ先 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
宇宙科学情報解析研究系 海老沢 研
E-mail:plainsympo AT plain.isas.jaxa.jp

プログラム

1.大規模データベースとデータ処理
10:00-10:30「大規模データ解析でのオープンソースDBMSの利用」
桑村潤,鈴木啓修(日本PostgreSQLユーザ会)
10:30-11:00「大規模科学データに対するデータ工学的アプローチ」
天笠俊之,川島英之,北川博之(筑波大学)
11:00-11:30「並列分散ワークフローシステムPwrakeによる大規模データ処理」
田中昌宏,建部修見(筑波大学)
11:30-11:40休憩
11:40-12:00「次期科学衛星テレメトリデータベースに関する検討」
岡田尚基、山本幸生(JAXA宇宙科学研究所)
2. クラウド、大規模計算
12:00-12:30「ジオスペースサイエンスクラウドとグリッド」
荻野竜樹(名古屋大学太陽地球環境研究所)
12:30-13:30昼休み
13:30-14:00宇宙機開発における大規模CFD解析結果の遠隔並列可視化」
堤誠司(JAXA/JEDI),高木亮治(JAXA/ISAS,JEDI),嶋英志(JAXA/JEDI)
3.地球・月惑星科学
14:00-14:20「地球観測グリッド(GEO Grid)システムについて」
山本直孝(産総研)
14:20-14:50「地球観測国際標準の月惑星GISへの応用」
中村良介(産総研)
14:50-15:10「大規模な月惑星データの扱いについて」
山本幸生(JAXA宇宙科学研究所)
15:10-15:30「ポリゴン形状モデルを基盤とした不規則形状小天体観測データ検索・解析システム」
平田成(会津大学)
15:30-15:40 休憩
4.天文学
15:40-16:10「巨大天体カタログと任意天体カタログとのポジションマッチアップ」
山内千里(JAXA宇宙科学研究所)
16:10-16:40「JVO開発における大規模天文データ処理」
白崎裕治(国立天文台)
16:40-17:10「ALMAの大規模データ処理」
小杉城治(国立天文台)
17:10-17:20 休憩
17:20-17:50「すばるHyper Supreme Camの大規模データ処理」
高田唯史(国立天文台)
5.教育、コミュニティ活動
17:50-18:10「大規模科学衛星データの広報・教育利用について」
三浦昭(JAXA宇宙科学研究所)
18:10-18:30「今後の宇宙科学情報解析シンポジウムのあり方について」
海老沢研(JAXA宇宙科学研究所)
  
18:30-20:00懇親会(所内にて)