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ISASニュース

第34回「宇宙科学講演と映画の会」開催

No.410(2015年5月)掲載

 新宿御苑の桜も葉桜に変わりつつあった4月11日(土)、第34回「宇宙科学講演と映画の会」が東京の四谷区民ホールにて開催されました。今年のテーマは、「観測を支える技術」。打上げが近づいてきた三つのミッション、ジオスペース探査衛星ERG、水星探査計画BepiColombo、X線天文衛星ASTRO-Hを代表した講演者による、ミッションの科学的意義と技術的に苦労したところや工夫についてのお話でした。

 常田佐久 宇宙研所長のあいさつの後、最初の講演は高島 健 准教授による「宇宙で天気予報? 宇宙の嵐をとらえよう」。次に、「水星探査機MMOのあついはなし」の小川博之 准教授と続きます。休憩を挟んだ3番目の講演は、飯塚 亮 開発員による「激動の宇宙を解き明かす、X線天文衛星ASTRO-H」。ご来場いただいた皆さま、熱心に話を聞いていただき、ありがとうございます。それぞれ25分の講演+質疑応答20分と通常より長い質問時間を取りました。それでも、まだまだ質問があったようです。講演会終了後も講師を捕まえての質問が続いていました。

 さて、今回初の試みがいくつかありました。まずは事前申し込み制です。講演会後のアンケートで好評だったこともあり、次回以降も事前にお申し込みいただこうと思っております。また、宇宙研ホームページで講演会の様子をご覧いただけるように致しました。より多くの方、また遠方の方にもご覧いただければ幸いです。

(生田 ちさと)

講演の様子

講演の様子