になることを、当たり前だけど念のために確認しておこう。ここで定義した
軸の
基底ベクトルを、それぞれ
とすると、
黄道座標系に基づいた、軸,
軸,
軸と、それぞれの基底ベクトル、
を考えよう。
軸は春分点を向いていて、
軸
面が黄道面に一致している。同様に、銀河座標系に基づいた、
軸,
軸,
軸と、基底ベクトル
を考える。
軸は銀河中心を向いていて、
平面は銀河面と一致している。
式(6)で定義した方向ベクトルを、黄道座標系でも銀河座標系でも
表わすことができる。
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(8) |
以上まとめると、ある天体の赤経、赤緯
を銀経、銀緯
に
変換するには、式(5)によって赤道座標系での方向ベクトルの3成分
を求め、それを
式(7)によって銀河座標系の3成分
に変換し、
さらに式(9)を用いればよい。