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スカラー三重積の定義の前に、ベクトルの外積の復習をしておこう。
3次元のベクトル
の外積を
とする
。
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(51) |
Oは、AからBの向きに右ネジを回したときに、ネジが進む方向を
向くベクトルで、その大きさは、AとBがなす角を
とすると、
で与えられる (
と
を二辺とする平行四辺形の面積)。また、各成分は以下の通りである。
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(52) |
一般的に、ベクトル
のスカラー三重積は、
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(53) |
で定義される。
がこの順に右手系をなすとき、スカラー三重積は、
この3つのベクトルが作る平行六面体の体積を表わす。 スカラー三重積を
の直角成分を用いて書くと、
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(54) |
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(55) |
ここで、
は行列
の行列式を示す。
上記で定義した直交座標系の基底ベクトル
または
が作る平行六面体の体積は当然1なので、
それらのスカラー三重積は1、つまり直交変換の変換行列の行列式の値は1である。
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(56) |
たとえば、具体的に式(50)の変換行列について、その行列式の値が1であることを
手計算で確認してみよう。
Ken EBISAWA
2009-01-26