PLAINニュース第183号
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新年の挨拶〜

海老沢 研
科学衛星運用・データ利用センター 科学データ利用推進グループ長

 あけましておめでとうございます。今年も PLAIN ニュースをよろしくお願いいたします。昨年は PLAIN センターの発展的解散と、それに伴う科学衛星運用・データ利用センター(C-SODA)の発足という大イベントがありました。その際、PLAIN「センター」ニュースを今後どうするか、旧 PLAIN スタッフの間でさんざん議論したのですが、結局、継続は力なり、ということで「PLAIN ニュース」として、それまでと同様の編集方針で継続することとなりました。これからも科学衛星の運用、データ利用、ネットワーク、情報技術等に関する国内に例を見ないニュースレターとして、宇宙科学コミュニティに対して有用な情報を発信していきたいと考えています。

 そのようなわけで、名前から「センター」が取れて、PLAIN ニュースは一応組織とは独立なものになったわけですが、C-SODA の現状について簡単に説明しておきます。4月に C-SODA を立ち上げたのは、ISAS における科学衛星運用、データ利用、情報システム運用体制の「見える化」が大きな目的だったのですが、いまだ C-SODA ホームページが立ち上がらず、外部からは C-SODA の実態が見えにくい状態になっていることを申し訳なく思っています。ここまでホームページ立ち上げが遅れた理由として、今年度は、大規模なシステム換装、ネットワークの切り替え、サーバの集約等、クリティカルなイベントが多かったことが挙げられますが、それらの課題も無事クリヤして、もうじき C-SODA ホームページをお披露目できると思います。C-SODA 内では、年度当初から着々と各グループ、チームが担当業務をこなし、グループ間の連携も進めてきた結果、やっと「見える化」の成果が現れてきた段階だと感じています。宇宙基本法のもとで今後 JAXA、ISAS の組織のあり方も必然的に見直されるようで、その先行きはいまだ不透明な状態ではありますが、JAXA の科学衛星は着々と優れたデータを取得しつつあり、今後さらに多くの科学ミッションが予定されています。その中で、日本の宇宙科学の発展のために、C-SODA と PLAIN ニュースの果たす役割はますます重要になってくると思われます。今後とも、読者の皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

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