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上杉邦憲 JAXA名誉教授、「第36回 Allan D. Emil記念賞」受賞

この度、上杉邦憲 JAXA名誉教授は、宇宙探査に関する約40年に渡る長年の功績が認められ、「第36回 Allan D. Emil記念賞」を受賞しました。上杉名誉教授は、宇宙探査の体系的な研究や推進技術、軌道力学などについて130を超える学術論文を執筆し、宇宙探査の分野に大きく貢献されました。

上杉名誉教授は、日本初の宇宙探査ミッションでハレー彗星を目指した「さきがけ」及び「すいせい」、後の探査ミッションで多用されたスイングバイ航法を確立した「ひてん」、また二重月スイングバイ軌道をたどるよう設計されたGEOTAIL衛星、そして、NASAやオーストラリアとの国際協力をベースに、世界初となる小惑星からの試料採取を成功させた「はやぶさ」など、数々のミッションを率い、そして成功を収めてきました。
長きに渡って数々の宇宙探査ミッションに貢献する一方、研究所や大学での研究活動や工学実験なども実施し、より高度な衛星システムの開発にも貢献しました。

上杉名誉教授の宇宙探査にかける情熱は未だ衰えておらず、小惑星のみならず、土星の衛星エンケラドスからの試料採取に向けた取り組みにも関わっています。また上杉名誉教授は、21世紀には宇宙は世間一般に広く開かれるべきとの信念をお持ちです。その第一歩として、北海道の大樹町に宇宙港を開設する構想の実現に向けて活動しています。

今回の受賞は、単独日本人としては3人目です。また、昨年度には 白木邦明 JAXA技術参与が受賞していますので、2年連続での日本人受賞となりました。

この賞は、国際宇宙航行連盟(IAF)の審査委員会により年一度の選考が行われ、宇宙科学、宇宙技術、宇宙医学、または宇宙法の分野で顕著な功績を残した人物で、自国のみならず他国の一カ国以上の参加、もしくは宇宙科学の更なる国際協力の可能性を促進させた人物に贈られる賞です。航空分野の黎明期に弁護士として活躍したAllan D. Emil氏の功績を讃えて、1977年から始まったこの賞は、IAFでは最も名誉ある賞となっています。

2012年11月26日

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