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トピックス

2012年度第二次観測ロケット実験の実施について

JAXA宇宙科学研究所は、2012年度第二次観測ロケット実験において、S-520-28号機による観測実験を行います。

【打上げ予定日】下記最新情報をご参照ください。
【実験場所】内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)

最新情報

2012年12月18日更新

観測ロケットS-520-28号機の打上げは、2012年12月17日(月)16時00分に行われ、実験は計画通り終了しました。

準備作業の様子(12月17日更新)

頭胴部タイマテスト

頭胴部タイマテスト

ロケットランチャ載せ

ロケットランチャ載せ

ロケットランチャ発射点移動

ロケットランチャ発射点移動(電波テスト時)

電波テストでの角度付け

電波テストでの角度付け

実験の詳細

実験の目的

【微小重力環境を利用した均質核形成実験(宇宙ダストと炭酸塩結晶の生成)】
観測ロケットの弾道飛行で得られる数分間の微小重力環境を利用して、結晶化の最初の段階である核形成のようすを観察・計測し、その物理を理解するとともに、将来的に国際宇宙ステーション(ISS)で行うさらに長時間の繰り返し実験のための基礎データを得る。

実験概要

結晶核形成に関する以下の2つの実験を実施する。

  • 1.微小重力環境を利用した宇宙ダストの核形成再現実験
    宇宙空間を模した真空容器中で鉄などの蒸気を噴出し、そこから固体微粒子(ダスト)がどのようにして形成されるのかを観察する。
    ⇒ 地球のような天体のタネがどのようにしてできたのかの解明につながる研究。

微小重力環境を利用した宇宙ダストの核形成再現実験 イメージ図

イメージ図[画像クリックで拡大]

  • 2.微小重力環境を利用した炭酸カルシウム結晶の均質核形成メカニズムの研究
    炭酸イオンとカルシウムイオンを含む溶液を混ぜ、炭酸カルシウムの結晶核が形成される速度の濃度依存性を測定する。
    ⇒ 空気中の二酸化炭素を削減するために地中に炭酸カルシウム結晶として効率よく固定・貯留する技術に関する日米の国際共同研究の一環 (NanoCO2プロジェクト)。

実験手順

これらの実験は打上げ中に並行して行われ、それぞれ微小重力状態で起こる現象を光学的・電気的手法によりリアルタイムで計測する。
 実験1:微小重力状態になってから、計3種類のダストが発生する様子を順次計測する。
 実験2:微小重力状態になる直前に2つの水溶液を混合して、以降に核形成が起こる過程を計測する。

微小重力環境を利用した炭酸カルシウム結晶の均質核形成メカニズムの研究 イメージ図

イメージ図[画像クリックで拡大]

観測ロケットS-520-28号機の概要は以下のとおり。
全長 全重量 搭載機器重量 到達高度 水平距離
S-520-28 8.7m 2.3t 141kg 290km 400km

参加研究機関

東北大学、JAXA、東海大学

打上げ条件

ロケットの保安や飛行に影響を与えない天候であること。

2012年10月15日

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