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太陽観測衛星「ひので」のX帯受信の状況について
太陽観測衛星「ひので」は、観測データ受信に使用しているX帯信号が受信機会の後半に不安定となる現象が昨年末より発生し、受信回数の削減や受信運用方法の改良により科学観測運用を実施していました。
2月上旬以降、受信の不安定になる頻度が増したことから、着実な観測データの受信のため、S帯での受信を実施するための検討及び準備をしています。
S帯での受信では受信時の通信速度が低下しますので長時間の連続観測等に制約の生じるおそれがあるものの、観測機器の状況は良好で、当初予定されていた科学観測に影響がないようデータ圧縮を図るとともに、これまで観測データ受信に利用していなかったJAXA追跡局を使うことにより受信回数を増やすことを検討しています。
また、X帯受信時に発生した現象について並行して原因究明を行うとともに、X帯の状況については定期的にモニタを続けていく予定です。
2008年2月28日