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「すざく」のX線CCDカメラ(XIS)データ処理系の冗長系への切替について

X線観測衛星「すざく」は、予定されたミッション期間2年を過ぎ、現在、XIS(X線CCDカメラ)とHXD(硬X線検出器)の2つの観測機器(※1)による後期運用中ですが、2008年1月31日、衛星から地上へ送信されるテレメトリデータにXISのデータが欠落する異常が発生し、これまで状況調査を行ってきました。

現在のところ、まだ原因は特定できておりませんが、XISのデータ処理系のCPU基板に要因があると見られ、これまで使用していた主系CPU基板を2月6日に冗長系CPU基板に切り替えました。(下図参照)

その後、同衛星は、問題なく正常に観測を行っておりますが、JAXAでは引き続き原因究明と対策の検討を行っていきます。

※1「すざく」には、XRS(X線微少熱量計)、XIS(X線CCDカメラ)、HXD(硬X線検出器)の3つの観測機器が搭載されており、この内、現在は、XIS、HXDの観測機器による観測を継続しています。

 

図 X線CCDカメラ(XIS)の概要

図 X線CCDカメラ(XIS)の概要

2008年2月12日

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