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大入り満員の宇宙学校・東京
宇宙学校・相模原につづき、さる2月8日、東京・目黒区駒場の東京大学教養学部で、恒例の宇宙学校・東京が開催されました。延べ994名の方々の参加を得て、大盛況裡に終了しました。天候にも恵まれ、北海道や東北地方、金沢、九州からわざわざ参加した人もいたこと、例年よりも小学生や高校生が多かったことなどが嬉しい特徴でした。会場は3時限とも満員で、熱気に溢れたQ&Aが展開されました。プログラムは、
1時限: 太陽系の謎に挑む
1.惑星探査機による古代太陽系の発掘(岡田達明)
2.宇宙と生き物(黒谷明美)
ビデオ「オーロラのふるさと」
2時限: 宇宙を拓く技術
1.近未来の宇宙ロケット(小川博之)
2.日本初の小惑星探査ロボット「ミネルバ」(久保田孝)
ビデオ「人工衛星」
3時限: 銀河とブラックホールの世界
1.熱い宇宙(山崎典子)
2.英雄(ヒーロー)と言う名の銀河(松原英雄)
ビデオ「ブラックホールを探る」
でした(カッコ内は講師)。
質問の数は55個にも及び、講師陣も対応におおわらわでした。それぞれに代表的な質問を列挙すれば、
「木星はガスでできているそうですが、着陸はできないのですか?」
「カエルは二度目の宇宙旅行では慣れてくるのですか?」
「再使用ロケットの耐熱材の開発はどれぐらい進んでいるのですか?」
「ミネルバはどうやって制御しているのですか?」
「ミニ・ブラックホールは、存在するとすればX線で観測できますか?」
「ビッグバンがあったと、科学者たちはどうして信じるようになったのですか?」
特に上記最後の質問は講師陣が「いい質問だなあ」と異口同音に語っていました。
2004年2月9日