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宇宙学校・相模原が盛況

 さる1月25日、相模原市の産業会館で、恒例の宇宙学校・相模原が開催されました。
延べ425名の方々の参加を得て、盛況裡に終了しました。プログラムは、
 1時限: 太陽系の謎に挑む
      1.惑星探査機による古代太陽系の発掘(岡田達明)
      2.宇宙と生き物(黒谷明美)
      ビデオ「オーロラのふるさと」
 2時限: 宇宙を拓く技術
      1.近未来の宇宙ロケット(小川博之)
      2.日本初の小惑星探査ロボット「ミネルバ」(久保田孝)
      ビデオ「人工衛星」
 3時限: 銀河とブラックホールの世界
      1.熱い宇宙(山崎典子)
      2.英雄(ヒーロー)と言う名の銀河(松原英雄)
      ビデオ「ブラックホールを探る」
でした(カッコ内は講師)。
 相変わらず熱心なQ&Aが飛び交い、質問の数は52個にも及び、講師陣も対応におおわらわでした。それぞれに代表的な質問を列挙すれば、
「月が1年に数センチずつ地球から遠ざかっていると聞いたけど、それは地球と月の関係だけに起きている現象ですか?」
「単細胞でも多細胞でもいいのですが、宇宙での細胞実験というものは過去に例が無いのでしょうか?」
「垂直離着陸実験ではエンジンを冷やすのにどのような方法を使うのですか?」
「宇宙の仕事に最終的に就きたいと思ったのはいつ頃ですか?」
「宇宙が膨張する力はいったいどこから来たのですか」
「音速が温度によって変化する公式を教わりましたが、その公式に当てはめると、音速は5億度になると光速に達するほどになります。そんなことが起きるのですか」
特に上記最後の質問は講師陣が「いい質問だなあ」と異口同音に語っていました。

 今回と同じプログラムの宇宙学校が、来月2月8日(日)にも行われます。(会場は東京)
この機会にぜひ直接研究者と話し、最先端の宇宙科学にふれてみませんか?みなさんのご参加をお待ちしています。
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2004年1月26日

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