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カナダ宇宙庁Kendall氏らの来訪

7月15日に、カナダ宇宙庁の宇宙科学プログラム部長David J.W. Kendall 氏が、同部のW. William Liu 氏、カルガリー大学の Andrew W. Yau教授、カナダ大使館参事官のT.Philip Hicks氏らとともに宇宙研を来訪されました。
「あけぼの」の協力協定がカナダとの間に結ばれたのは1983年で、大成功だったこの協力の20周年を記念しての来訪です。カナダと宇宙研の協力の歴史は古く、1978年には、極光(EXOS-A)の追尾をカナダのチャーチル局で行っています。また、プリンスアルバートにある衛星追跡局では「あけぼの」のデータ受信を実施してきました。最近では火星探査機「のぞみ」にもカナダの観測機を搭載しています。

 鶴田所長自身が(若かりしころ!)深く関与したカナダとの協力の話に花が咲くとともに、10月に迫った宇宙3機関統合のことが話題になりました。  その後、宇宙研の担当者と、あけぼの、のぞみ、はるか、Planet-C、e-POPなどのミッションの協力の現状と将来展望につき詳細な情報交換を行った後、環境試験棟を訪れ、Astro-E2とLunar-Aの試験状況を視察しました。

 Kendall 氏から、宇宙研との長年の協力関係に感謝して、鶴田所長に記念品の贈呈がありました(写真)。 これはイヌイットの手作り品で、彼らの言葉で“inukshuk(「人の形をしたもの」の意)”をかたどった置物です。

実物は、古くはカリブーの狩に人を模したおとりとして用いられ、現在は道しるべとして役にたっているとのことです。

2003年10月1日

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