昨日スピンレートを少し上げました.
セイルはスピンにより形状を維持しているので,スピンレートを上げれば上げるほど,ぴんと張ることができます.IKAROSは太陽光圧の影響で常に姿勢が変化します.そしてスピンレートを変えると,スピン軸の変化の仕方が変わります.光圧との兼ね合いで運用に最適なスピンレートを選択することになりますが,現在はその最適なスピンレートを探している状態です.

また,今日はオプション機器のひとつであるGAP(ガンマ線観測器)の立ち上げを行いました.GAP担当の金沢大学の方々も運用室にいらして,賑やかな運用になりました.
GAPはあと数日動作確認を行った後,定常観測モードに移行する予定です. (Y)

6/21のIKAROS
太陽距離:1.06AU
地球距離: 12059006km, 赤経=-154.6°, 赤緯=-23.5°
金星距離:1.13AU
姿勢:スピンレート=1.4rpm, 太陽角13.6deg