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図1 新しいLANは,このように変わります
そのような問題に対応すべく、基幹 LAN に ATM を用いた新しいネットワークを導入する計画が進んでいます。図1 (1) に対応する次期汎用 LAN の概略は、
図1 (2) のようになります。導入される ATM 交換機は、接続されるルータ毎に155 Mbps まで使えるようになっています。また各研究室等の情報コンセントの受け口としては、Fast Ethernet (100 Mbps ) のスイッチングハブを導入します。このハブは必要な情報のみを必要な箇所に伝送する(スイッチング)機能を持っていますので、従来と比べると、単に伝送速度が10倍になった以上の効率の良い情報伝送ができるようになります。また各ハブは従来のイーサネットも接続できますので、既存の機器を接続するだけでも、スイッチング機能により、他の研究室等の不要なパケットに邪魔されずに所内 LAN を利用できるようになります。
汎用 LAN を含めた次期所内 LAN の構成は図2 のようになります。
図2 新しい所内LANの構成
基幹 LAN は、センター利用者用、SIRIUS および衛星プロジェクト用、学術情報ネットワーク用に各々 ATM 交換機を用意し、ATM交換機間は622 Mbps で接続します。既設の LAN との互換性も考慮し、現在の基幹 FDDI 上の主要なルータと ATM 交換機との間は155 Mbps で接続します。各交換機からはプロジェクトやセンター利用者用の支線 LAN が接続される他、学術情報ネットワークや公衆回線(アナログ、デジタル)による宇宙研内外との接続のための機器も導入されます。
実際に ATM ネットワークが稼働を始めるのは、まだ半年以上先のことになりますが、既に導入に向けた動きが始まっています。利用者の方々にとって、よりよいネットワーク環境を提供できればと思っておりますので、御意見等ございましたら、お聞かせ頂ければ幸いです。
(三浦 昭)
I.課題更新手続きについて
現在利用されている課題の有効期限は、3月31日迄となっておりますので、次年度も引き続き利用される課題の更新手続きは、3月18日(火)までにお願いします。課題申請用紙は、2月28日(金)にお送りしましたので御利用ください 。
課題更新用申請用紙のフォーマットについて
課題申請用紙は3種類ありますので、申請目的にあった用紙を御利用ください。
(1) | GS8400/20 MSP用 | 新規申請用紙 |
(2) | UNIX用 | 新規申請用紙 |
(3) | 課題更新MSP,UNIX | 更新用申請用紙 |
II.大型計算機年度末処理について
毎年行われている年度末処理を、今年は3月30日(日)・31日(月 )の2日間に行います。年度末処理では、次の事項を行います。
III.3月・4月の計算機保守作業予定
3月・4月は、下記の通り保守作業を予定しております。
M:システムメンテナンス