がするという違いはありますが、軌道データ系として扱うデータは軌道6要素(確定、DS用、南極用)、追跡データ(R&RR、アンテナ角度など)、アンテナ予報値、長期可視にまとめられます。その流れの系統を図2に示します。
内之浦局で発生した「あけぼの」(10m系)、「ようこう」「あすか」(20m系)の追跡データは相模原のライン管制設備を経由して、NASDA(筑波)に送られると同時に#1に蓄積され1カ月は保管されます。この保管期間はNASDAと宇宙研との取り決めによるもので、1カ月前の追跡データをもう一度送り直すようにNASDAから要望されればそれに答えなければなりません(実際にはそのような事は起きませんでしたが)。このような場合は#1から再送しますが、それぞれの設備でも数日間のデータを蓄積しておりそこからの再送で対処しているのが実情です。一方、NASDAから提供される軌道要素、アンテナ予報値もライン管制を経由して、KSCの軌道データ管制設備、集中監視設備と#1に転送されます。
<おわりに>
いつも原稿が〆切まぎわになりご迷惑をおかけした河田さんに、そして連載中に心あたたまる助言をいただいた上杉教授にこの場を借りてお礼申し上げます。
(周東 晃四郎)
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大型計算機の7月・8月の保守作業予定
M:システムメンテナンス
以上を予定しておりますので、よろしくお願いします。
(関口 豊)
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