新ネットワークは、今年の秋の完成を目指して準備が進められています。完成の暁には、光ケーブルが敷設された居室においては、1000BASE-SX対応の装置を導入していただくことによりギガビット級の通信が可能となります。また既存のATMネットワークおよび新研究・管理棟の各支線は、新ネットワークが整備され次第、現在のネットワークから新ネットワークへ接続変更を行います。これらは通信速度は従来通り100Mbpsが上限となりますが、従来と比べて高速のルーティングが行える装置が導入されますので、離れた部屋間での通信は快適になるものと期待されます。

(3) VLANの構築

　新ネットワークにおいては、新A棟に導入された装置と同様に、各装置がネットワークVLANの機能を備えています。これは複数のノード装置間で仮想的にサブネットを構築できる機能です。この機能を用いると、従来なら建物が異なるために別のサブネットを組まざるを得なかったような場合でも、まとめてひとつのサブネットを構成することが可能となります。