PLAINセンターニュース第126号
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宇宙研を去るにあたって

馬場 肇
PLAINセンター

 3月31日をもって宇宙航空プロジェクト研究員(旧:研究機関研究員) を任期満了退職し、4月1日から早稲田大学教育学部助手として勤務することになりました。二年間どうもありがとうございました。

 PLAIN センターでは、DARTS 収録データの拡充・移管(はるか、ぎんが、IRTS)や、仮想天文台 (Virtual Observatory) 対応のための仕様および要素技術の検討などを行いました。また国立天文台と共同で、多波長天文画像検索閲覧システム (jMAISON) の機能拡充や、スーパー SINET 専用線を活用した巨大データの相互伝送試験および Web プロキシシステムの開発構築などを行いました。ASTRO-F プロジェクトでは、主に遠赤外線サーベイ観測装置 FIS の観測データパイプライン処理システムの構築に関わる研究開発を行い、IDL 言語を用いたデータ構造・パイプラインプロセスの実装、CRE 積分曲線非線型性の補正、グリッチトランジエントの補正、データサーバの構築などに関する開発研究を ASTRO-Fチームメンバーと共同で行いました。

 研究員在職中の二年間には多くの皆様から公私の両面にわたり御指導を賜わることができました。とくに、いつでも率直な議論を活発に繰り返しながらよりよいシステム構築を行なっていく方策を探る研究開発のあり方を実感することができたのは、誠に有意義なことでした。ASTRO-F が望遠鏡主鏡支持部のトラブルにより打ち上げ延期となり、衛星打ち上げ時の感動を味わいたいという希望が在職中に叶えられなかったことは心残りですが、幸いなことに4月以降も共同研究員としてプロジェクトの一端に関わらせていただくことができるようになりましたので、DARTS システムの運営に協力するとともに、引き続き微力を尽くす所存です。


宇宙研を去るにあたって

小林 希
PLAINセンター

 4月30日をもちまして約4年間お世話になった宇宙科学研究本部を退職することになりました。

 PLAIN センターニュースでは、第90号から本号までのウェブ版を担当させて頂きました。ウェブに関しては全く初心者からのスタートでしたが、PLAIN センターの先生方やスタッフ・先輩方の暖かいご指導のおかげで、なんとか作業をこなせるまでになりました。仕事の分担というよりは、むしろ楽しく勉強させて頂いたという気がします。

 宇宙研ではたくさんの方々に親切にして頂き、公私にわたり充実した4年間を過ごさせて頂きました。宇宙研の皆様には心から感謝申し上げます。そして、長瀬先生を始めとする PLAIN センターの皆様、OB・OG の皆様、傍若無人な私を寛容な心で見守ってくださって本当にありがとうございました。



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