計算機のリプレースに関しては、汎用機(衛星運用支援・データ処理システム)のリプレースが今年8月、スーパー・コンピュータのリプレースが平成16年3月に予定されています。現在この両システムについてそれぞれの調達日程(仕様書策定、官報公示等)が進められているところです。今年は引き続き入札、技術審査、開札、契約、納入等の調達日程を進めることとなります。今回のリプレースを終えると次のリプレースは汎用機が5年後、スーパー・コンピュータは6年後になります。特に汎用機については現行の衛星の運用に加え、Muses-C, Lunar-A, Astro-F, Astro-E2, Solar-B 等、この期間に打ち上げられる科学衛星の運用、データ処理が行えるシステムを用意する必要があります。また、DARTSシステムは平成10年から平成13年に渡りJSTプロジェクトとして内容の充実を計ってきましたが、このシステム自身は開発を始めて10年を経過し、データベース管理システムの改良、利用者サービスの改善等が必要となって参りました。汎用計算機リプレースに際し、このDATRSシステムの改良にも取り組みたいと考えています。
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