44月周回衛星「かぐや」(69秒)

月周回衛星「かぐや」は、14種類ものミッション機器を搭載した、アメリカのアポロ計画以来最大規模の本格的な月探査ミッションで、2007年から2009年にかけて月を探査し、多くの科学データを取得しました。

展示では科学観測機器の一部や、「かぐや」に搭載されたハイビジョンカメラがとらえた映像、「かぐや」のデータをもとに作られた月球儀、かぐやのデータを使った地形模型などを展示しています。

初めて月全体にわたって詳細な地形が明らかになったことなど、そのデータの利用価値はとても大きく、月の起源と進化を解明する科学研究をはじめ、将来の月利用の可能性をしらべるためにも使われています。

月の地形模型では、水の存在が議論されている月の南極地域について、着陸探査地点やコースを検討するためのデータを重ねて表示しています。