35「はやぶさ2」:サンプラーホーン(55秒)

「はやぶさ2」本体から突き出した長い筒のようのもの。これはサンプラーホーンです。

タッチダウンの時、「はやぶさ2」は小惑星リュウグウの地表にゆっくりと近づいていきます。そしてサンプラーホーンの筒先が小惑星の表面にタッチすると、すぐさま筒の中で弾丸が発射されて地面の一部を砕き、そのかけらが筒の中を上昇していって、カプセルの中へと収まる、というしくみになっています。

変わったやり方をするなあ、と思われるかもしれませんが、重力の非常に小さい小惑星で、より確実にサンプルをとるにはどうするのがよいかという研究を重ねて考え出された方法です。