33「はやぶさ2」:MASCOT(74秒)

「はやぶさ2」ミッションでは、ヨーロッパの着陸機も活躍をしました。ドイツとフランスの宇宙機関が開発した小型着陸機MASCOT(マスコット)です。

マスコットは、「はやぶさ2」の側面、太陽電池パドルの付け根のあたりに搭載されていました。

「はやぶさ2」実物大模型を見ていただくと、太陽電池パドルの付け根あたりに白く四角いところがあります。これが搭載されていたマスコットの様子です。

2018年10月3日、マスコットは「はやぶさ2」本体から切り離されてリュウグウに着地。そしておよそ17時間、リュウグウの表面で探査をしました。

中にある振り子をぐるんと回して、ぴょんとホップして移動することもできました。

カメラでリュウグウの表面の様子を撮影し、岩石の熱的な特性を調べるなど、小惑星リュウグウの貴重な科学データを収集しました。