19大気球(80秒)

大きな風船のように描かれているのは大気球。絵の下に立ってみてください。自分が小さく写るカメラ映像と比べることで、上空で直径100メートルにもなる大気球の大きさを感じられる展示となっています。

大気球は実際には人をのせる気球ではなく、科学観測や実験で使われる気球です。とても薄いポリエチレンフィルムで作られた気球に軽いガスを入れて、飛行機の3〜4倍の高さの成層圏に実験装置を運びます。

2002年には高度53キロメートルという、無人気球の世界高度記録を達成しました。

大気球用に開発されたフィルムも展示していますので、そーっと触ってみてください。

国内では北海道大樹町にある実験場から大空に向かってゆっくりと浮かんでいきます。

大気球実験では荷物の大きさや重量制限がゆるく、最先端の実験装置を用いた実験も数多く行われています。