
14ソーラー電力セイル(96秒)
きらきらした逆三角形の大きな幕が吊り下がっています。宇宙ヨットの帆、ソーラーセイルの原型モデルです。
小型ソーラーセイル実証機イカロスでは、円い本体に巻き付けた状態で宇宙へと持っていき、宇宙で大きく広げることに成功しました。
ひろげると一辺が14メートルの正方形をしていますが、ここでは全体の4分の1の姿を展示しています。
とても薄いポリイミドという素材でできていて、厚さはわずか0.0075ミリメートル。きらきらして見えるのは、光を反射しやすいように表面にアルミが蒸着してあるからです。
これを宇宙で広げるだけで、私たちがふだん感じることのない太陽の光の圧力を受けて進めるということが確認されました。
薄いセイルに張り付けてある薄膜太陽電池(はくまくたいようでんち)で発電することも可能です。未来の省エネの宇宙船として大きな可能性をもっています。