最近の理論では、たくさんの岩のかたまりが合体成長して惑星が作られる最後の段階では、地球の半分くらいの大きさのやや小さな惑星同士がぶつかって、合体して、地球のような惑星になったと考えられているんだ。
地球が自転しているのは、そのような小さな惑星同士が合体するときに真正面からぶつかったわけではないからだろうね。
たとえば、きみが友達と反対方向から走り寄ってきて、出会ったときそのまま左手同士をつないだら、一緒に回転してしまうだろう?それと同じだよ。
公転している理由は、かつて太陽系全体の材料になった巨大なガスのかたまりが中心の星(太陽)のまわりに集まってきたときに、もともとガスのかたまりがゆっくりと回転していたために、持っていたエネルギーが中心に集められたためと考えられるんだ。正確には「角運動量」というものが集められたんだけど、これはちょっと難しいね。
たとえて言えば、腕を広げて回転しているバレリーナが腕を縮めると回転が速くなるのと同じことなんだ。
なぜ、もともとガスのかたまりがゆっくりと回転していたのか?ということになると、銀河系の中で太陽系の位置にたまたまそのような運動があったのだと考えられているんだけど、本当のところはよくわかっていないんだ。
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