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2013年度第一次気球実験におけるB13-01実験について

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、6月5日早朝に大樹航空宇宙実験場において、2013年度第一次気球実験の4号機B13-01実験の実施に向けた放球準備作業を実施しましたが、午前4時11分頃気球(満膨張時の体積:30万立方メートル)を放球する際に、気球部と搭載機器部の間の切離しロープカッターが誤動作しました。

切離し検知機構による排気弁の開放と気球引裂き機構による気球頭部の破壊により切離し直後に浮力を失った気球部は、大樹航空宇宙実験場がある大樹町多目的航空公園の敷地内に着地しました。気球部の一部が大樹航空宇宙実験場への送電線に懸架しましたが、北海道電力殿のご協力により午前6時30分までに撤去されています。ご協力に感謝申し上げますとともに、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。

本件については、対策を検討するため、原因究明を行うこととしております。なお、人的、物的な被害はありませんでした。

B13-01実験を含む第一次気球実験で予定している残り3機の大気球実験については、原因究明と対策の状況をもって今後のスケジュールを判断してまいります。

2013年6月5日

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