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2008年 > 秋葉鐐二郎名誉教授、IAAのフォン・カルマン賞受賞
秋葉鐐二郎名誉教授、IAAのフォン・カルマン賞受賞
宇宙科学全般の研究に携わる世界各国の学者・研究者等から選ばれた人々によって構成される国際宇宙航行アカデミー(IAA:International Academy of Astronautics)は、同アカデミーの贈る最高の賞であるフォン・カルマン賞の本年度の受賞者に秋葉鐐二郎宇宙科学研究所名誉教授(元所長)を選出し、9月28日スコットランドのグラスゴーで開催されたIAA Academy Day に授賞式が行われました。
カルマン渦列やJPL(ジェット推進研究所)の設立者として名高いセオドア・フォン・カルマンの名を冠したこの賞は、毎年1名の宇宙科学分野で顕著な業績を挙げた者に与えられるもので、この分野では世界で最も権威ある賞とされています。
秋葉先生の受賞は、1987年故小田稔教授(宇宙科学研究所元所長)以来21年ぶり、日本人としては2人目の受賞になります。この度の受賞は、球形ロケットからM-Vに至る固体ロケットやハイブリッド・ロケットに至る宇宙工学研究のみならず、大学教育やIAA、IAFを始めとする学会活動における長年の業績が評価されたものです。
授賞式はグラスゴーのクライド河口に係留されている帆船Tall Shipでの晩餐会の掉尾を飾って行われ、松尾弘毅IAA副会長による秋葉先生の業績紹介の後、JPL元所長エド・ストーン博士から賞状(写真)が授与されました。
JAXA名誉教授 上杉邦憲
フォン・カルマン賞 | 左から松尾弘毅、エド・ストーン、秋葉鐐二郎の各氏 |
2008年10月22日