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「かぐや」定常制御モードへ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2007年9月14日(日本時間)に種子島宇宙センターから打ち上げられた月周回衛星「かぐや(SELENE)」の主衛星を所定の軌道に投入するとともに定常制御モード移行運用を行いました。主衛星及び2つの子衛星の状態は正常です。
これにより月周回衛星「かぐや(SELENE)」の運用は、クリティカルフェーズを終了し、初期機能確認フェーズへ移行します。
初期機能確認フェーズでは搭載機器の機能確認を12月中旬頃まで行い、その後、定常制御に移行する予定です。
今回の「かぐや(SELENE)」の打上げ及び追跡管制にご協力頂きました関係各方面に深甚な謝意を表します。
クリティカルフェーズ:
打上げ段階から衛星分離、月周回軌道投入を経て、定常制御モードへ移行し、初期機能確認の準備が整うまでの期間。
定常制御モード:
月面観測のため三軸姿勢制御により周回する状態。観測機器を常に月面に向けるモード。
定常制御軌道にてモニターカメラで撮影した画像
初期チェックアウト以前の月軌道投入(9月29日)以降クリティカルフェーズ終了までさまざまな高度で補助的に撮影した代表的な月の写真
※モニターカメラとは、32万画素(656x488の有効画素数をもつCCDカメラであり、ハイゲインアンテナ、太陽電池パドル、子衛星分離およびUPI(プラズマイメージャ)の確認のために「かぐや」に搭載された装置です。
(参考)過去に異なる高度においてモニターカメラで撮影した代表的な月画像
2007年10月22日