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月周回衛星SELENEの愛称「かぐや」に決定

この夏打上げ予定の月周回衛星「SELENE」の愛称を、4月11日〜5月11日の期間でインターネット、ハガキ等で募集しましたが、選考の結果、愛称は「かぐや」に決定しました。

竹取物語の「かぐや姫」に由来する応募(「かぐや」「かぐやひめ」)への提案者は有効応募総数の約24%を占め、中でも「かぐや」はその7割弱の支持を得ました。
また、月探査のために月に向かうSELENEと「かぐや姫」が月に帰る日本の昔話とが重なり、日本人にとって親しみやすいということから、「かぐや」に決定しました。

応募総数は11,595件、うち有効応募総数は10,470件、愛称の点数は2,256点でした。たくさんのご応募ありがとうございました。

打上げ日が決まり次第、特設サイトもオープン予定です。どうぞお楽しみに!

応募があった愛称

愛称2,256点の応募のうち、上位10位までは以下のとおりです(括弧内は当該愛称への応募数)。

1位 かぐや(1,701件)
2位 かぐやひめ(804件)
3位 うさぎ(495件)
4位 げっこう(480件)
5位 つくよみ(307件)
6位 ひかり(217件)
7位 みらい(166件)
8位 つきみ(143件)
9位 まんげつ(104件)
10位 つきうさぎ(94件)

愛称応募理由の紹介

  • 再び月へ。世界の注目が月に戻り始めたいま、月探査衛星群の代表である日本のセレーネに「月に戻る」という想いを込めたいと思います。(10代、男性)
  • 月から「かぐや姫」をイメージしました。「セレーネ」も女神の名前と聞いておりますので、日本古来の「かぐや姫」を連想しました。(30代、女性)
  • 2基の子衛星を連れている様子も、迎えの使者にかこまれてつきへと帰ったかぐや姫とイメージがかぶります。(30代、男性)
  • かぐや姫のように月からの使者として、地球と月との架け橋となってくれるように。(30代、女性)
  • 日本で最も古い物語である竹取物語のヒロインの名前から。地上で育てられたものを大事に月に渡すという点で、ロマンを感じる。(20代、男性)
  • 月の住人である「かぐや姫」同様、地球の人々を魅了するような月探査結果をたくさん得られればと思い、『かぐや』にしました。(20代、女性)
  • 竹取物語に代表されるように、日本人は古くから月を愛で、特別な感情を抱いてきました。アメリカのアポロ計画とは違う、日本としての持ち味を出したくて「かぐや」という愛称にし ました。(10代、男性)
  • 月の女神・セレーネのイメージにぴったりだと思いました。かぐやには美しく輝かしいという意味があります。(20代、女性)
  • 月と言ったら、かぐや姫。竹取の翁が竹を割ったら、中からかわいいかぐや姫が登場。そして月に帰る。まさに、ロケットからまばゆい姫が飛び出し、月に帰る如し。(40代、男性)
  • 地球から月へ向かうということにちなんで、竹取物語のお姫様の名前にしました。小さな子供から大人、お年寄りまで広く知られているので覚えやすく、親しみやすい名前であると思います。(20代、男性)
  • 月の人(かぐや姫の一族)は不老長寿といわれているので、セレーネが故障もなく、順調に活躍して欲しいと思ったから。(10代、女性)
  • 月の物語と言えば「かぐや姫」。昔から日本人は月を見上げて夢を育ませて来ました。今回の衛星の打上げは、正に宇宙を見上げて夢を広げる日本人に最高の贈り物です。(50代、男性)
  • かぐや姫が地球に住む人に月を見上げる機会をつくったように、セレーネは、月から地球に、いろいろな情報と更なる月のすばらしさを伝えることを通して、日本人がもっと月を見上げてくれる機会を増やしてくれるだろう。そんなことを期待して名づけました。(30代、男性)
  • おばあさんおじいさん(衛星を飛ばすのにかかわった方たち)に思われて月に無事に行ってほしいという思いを込めて。(20代、男性)
  • 月に行ったかぐや姫と同じく、月に行くから。お伽話のロマンを思い浮かべつつ、道中の無事を願う気持ちがこもっている。(60代、男性)

2007年6月7日

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