物体後部の流れ

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研究申込者

入門 朋子 (ISAS/JAXA)

研究要旨

 物体後部においての流れは複雑で剥離し渦が発生している.特にカプセル模型のようなベース部分の大きい模型についてはその影響が大きい.
 このようなが大気中を飛行する場合、特に遷音速領域において、動的に不安定になり姿勢の変化が激しいことが知られている.過去の研究からカプセル周りの流れ場は、前面から与えられる影響は定常的な空気力学的要素に大きな影響をあたえており、その流れ場の解析は比較的詳細に研究されている。しかし、カプセルの後部の流れ場については、流れがはく離し比較的大きな渦領域である流れの再循環領域や、せん断層からの細かい渦が発生しており、非定常性が強い。
 そこで、本研究ではカプセルなどの物体後部の流れ場の詳細なデータを得ることにより、なぜ動的不安定性が起きるのかなど現象の解析を目的とする。  今年度は実験期間も限られたことから,同じようなベース部分の大きい物体としてFRVの後部の定常圧力分布を計測した.詳細については今後まとめる予定.



Key words

wake



2010年度の研究成果



利用期間

2011年1月31日〜2011年2月4日

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