再使用観測ロケット遷音速/超音速空力特性の研究(その2)

Return to List

研究申込者

小川 博之 (ISAS/JAXA)

研究要旨

再使用観測ロケット技術実証におけるシステム概念設計に必要な空力特性データを取得し、 機体形状の改善と飛行性能の向上を目指す。再使用観測ロケットの設計要求である高度 100km 以上への到達およびそこからの帰還を達成するには、打ち上げ上昇時のドラッグロ スの低減と、帰還飛行における姿勢安定性および揚抗比の確保が必要である。これらを達 成するため、抵抗を最小限化し、縦および横方向の姿勢安定性がよく、かつ揚抗比が大き くなるような機体形状を空力設計する必要がある。本研究では昨年度までに取得された空 力データの評価により機体形状を改善し縦および横方向の空力特性を取得し、再使用観測 ロケットのシステム設計に反映する。その2では主に超音速域におけるデータを取得する。



Key words

再使用観測ロケット、空力



2010年度の研究成果

図1に示す機体形状について超音速域における空力特性を取得した。図2に通風中におけ るシュリーレン画像を示す。図3、図4、図5に抗力係数、揚抗比、ピッチングモーメン ト係数をそれぞれ示す。フィン舵効き、横特性などの空力特性を把握し、再使用観測ロケ ットのシステム設計に反映した。








利用期間

2010年 9月27日 〜 2010年10月 1日

Return to List