揚力を利用したバルートの姿勢安定性に関する研究
研究申込者
大津 広敬 ( 龍谷大学 )
研究要旨
本研究では、超音速風洞を用いて実験を行い宇宙機とバルートに発生する衝撃波の干渉の様子およびバルートの姿勢安定の様子を観察した.風洞実験では実際の運用を想定した構造である宇宙機とバルート部を柔軟性のあるテザー(ひも)で繋いだ状態で実験を行い、バルートの大きさ、宇宙機とバルートの距離などを変化させて、機体の姿勢にどのような変化が現れるのかを調べた.その結果、宇宙機とバルートをひもでつないだ構造でも、空力的に機体の姿勢が安定し、飛行可能であることが明らかとなった。


Fig.1実験模型の写真 Fig.2シュリーレン映像
Key words
バルート、安定性、衝撃波干渉
2010年度の研究成果
- Hirotaka Otsu,On the Stability of Pitching Motion of Reentry Vehicle with the Tilted Toroidal Ballute, 28th International Symposium on Shock Waves, Manchester, UK,2011
利用期間
2010年 8月 2日 〜 2010年 8月 6日