再使用型ロケットノーズエントリー大迎角空力特性の研究
研究申込者
小川 博之 (ISAS/JAXA)
研究要旨
将来の宇宙輸送システムの一形態として垂直離着陸型の再使用ロケットシステムが考えられている。帰還時には迎角飛行による揚力発生が必要であるが、必要最小限の揚力面により迎角飛行を成立させるためには、機体および揚力面形状の検討と、縦および横の安定性の評価が必須である。またノーズエントリ式の帰還飛行の場合、着陸前には機体の転回運動が必要であり、大迎角における縦および横の空力特性が重要である。本研究では大迎角風洞試験により遷音速域における空力特性を取得し、必要な縦および横の静安定に必要な揚力面の検討および機体転回運動の検討に必要な空力データベースを構築する。
Key words
再使用ロケット、空力
2008年度の研究成果
利用期間
2008年12月22日〜2008年12月26日