M = 0.8-0.9における大迎角(20°)デルタ翼上面の圧力変動を,2種類の高速応答型PSPを用いて計測した.高速応答型PSPとしてすでに実績のある多孔質陽極酸化アルミニウム皮膜PSP(AA-PSP)に加え,セラミック超微粒子を色素吸着剤として用いた新たなPSPを用いて両者の比較を行った.非定常変化をともなう衝撃波,前縁はく離渦の挙動などを捉えた.光学系セッティング,PSPデータ処理法に改良を施し,いずれのPSPでも,100 Hzオーダーの圧力変動を1 kPa程度の精度で定量的に捉えることに成功した。