BOV#3号機用ADSセンサの開発

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研究申込者

小林 弘明 ( ISAS/JAXA )

研究要旨

 超音速におけるエンジン性能取得を目的として、高層気球から実験機を落下させ落下中にエンジンを点火し超音速飛行させる実験が計画されている(BOV#3、図1)。本年度の風洞実験では、このBOV#3計画に必要となるADS(エア・データ・センサ・システム)の空力データベースを構築した。機体のノーズコーン部を模擬した半頂角32°の円錐に複数の圧力計測点を設け、迎角、マッハ数を変化させたときの圧力変化を計測した。計測したデータを元に迎角及びマッハ数のデータベースを構築し、超音速飛行実験機において計測する表面圧力から機体の対気速度を算出する。
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図1、BOV#3計画で用いる機体

Key words

ADS, 超音速, 飛行実験

2007年度の研究成果

吹場 活佳 (IAT/JAXA), 小林 弘明 (IAT/JAXA), 本郷 素行 (IAT/JAXA),  ” ADSによる気球落下式無重力実験機の姿勢計測 ”,  平成19年度宇宙航行の力学シンポジウム,  相模原,  2007.

利用期間

平成19年7月23日〜7月27日