衝撃波干渉型ウェーブライダーの超音速風洞実験
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研究申込者
川添 博光 ( 鳥取大 )
Abstract
衝撃波の干渉を利用して機体下面に非対称な流れ場を形成する新型のウェーブライダー(Fig.1)を設計・製作し，その風洞実験を行った．本実験では機体左右の二次元流れ防止用の側板の流れ方向の長さを変化させて，機体下面に左右非対称な流れ場を形成させた. 模型の空力特性の結果(Table 1)および圧力測定の結果，機体下面の左右で異なる圧力分布を発生していることが分かった．これによりローリングモーメントを発生し, またそれを変化させることが確認された．また横力にも影響が現れることも分かった．これにより，衝撃波干渉による飛行の可制御性の可能性を確認した。
Fig.1 SSI wave-rider model.
Table.1 Aerodynamic coefficients of SSI wave-rider
Key words
Wave-rider, Shock-shock interaction, static pressure, oil flow
2006年度の研究成果
黒川 孝之 （鳥取大）， 松野 隆 （鳥取大）， 岩田 博 （鳥取大）， 石田 誉 （鳥取大），川添 博光 （鳥取大）， 藤井 孝蔵 （JAXA）， 入門 朋子 （JAXA）， ” 衝撃波干渉によるウェーブライダーの飛行制御について ”， 日本機械学会中国四国支部 第45期総会・講演会講演論文原稿， No.075-1， 徳島大学， 2007．
Takayuki KUROKAWA, Hiromitsu KAWAZOE, Kozo FUJII, and Tomoko IRIKADO , " Experimental Study on Shock-Shock Interaction Wave-rider " ISTS 2006-e-21 , Kanazawa , 2006
利用期間
平成18年12月4日〜12月8日
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