Ru錯体をベースとした感圧塗料(PSP)計測システムの汎用性拡張と画像処理の効率化へ向けた取り組み
研究者
藤井 孝藏 (ISAS/JAXA)
研究目的
複雑模型に感圧塗料計測システムを適用し,画像処理を含めた計測システムの汎用性を高めることを目的とした.形状が複雑な模型を使った計測では,通風時の大きな模型移動,模型の複雑化に伴う光源の反射・干渉,また模型の移動量の見積もりに多大な時間を要するなど,画像データ後処理において様々な問題が生じることが確認されている.こういった問題点を解決し,それまで10時間オーダーで時間のかかっていた画像処理を効率よく進めることで,本実験で使用しているPSP計測システムの汎用性を高めようと試みた.
2003年度の研究成果
大内弘文(JAXA/ISAS・特別共同利用研究員/青山学院大院),
藤井孝藏,佐藤清,入門朋子(JAXA/ISAS),林光一(青山学院大),”感圧塗料を用いた宇宙研における大型風洞実験,”
平成15年度宇宙航行の力学シンポジウム.
大内弘文(宇宙研特別共同利用研究員/青山学院大院),
藤井孝藏,佐藤清,入門朋子(宇宙研),林光一(青山学院大),
”感圧塗料及びS c h l i e r e n 法を用いた遷音速域におけるデルタ翼模型の流れ場解析,”
平成15年度流体力学講演会.
利用期間
平成15年10月27日〜11月7日