境界層と衝撃波の三次元干渉問題の実験
研究者
前野 一夫 (千葉大学）
本部内共同研究者
藤井 孝藏
研究目的
超音速旅客機・ロケットなどの航空機や飛翔体の開発に関連した問題として，飛翔体表面に発生する境界層に衝撃波が入射することによる境界層の剥離，局所的な物理量の増加などが起こるが，この現象により，飛翔体の飛行特性が変化してしまう．本研究では境界層の剥離現象，局所的な圧力上昇の解明を目的として，ロケットおよびSRBを模擬した大小二つの鈍頭円柱を用い宇宙科学研究所の超音速風洞による実験を行う．超音速風洞を使用して，鈍頭円柱物体（小）から発生した弓形衝撃波が鈍頭円柱物体（大）表面に生じている境界層に入射することによる境界層の剥離現象を，マルチカラーシュリーレン法およびオイルフロー法を用い可視化実験を圧力分布計測と同時に遂行する．
2003年度の研究成果
高橋正徳（千葉大・院），前野一夫（千葉大・工），”弓形衝撃波の入射による衝撃波／境界層の三次元干渉に関する研究，”
平成15年度衝撃波シンポジウム．
利用期間
平成15年11月25日〜12月5日
