高速気流総合実験設備

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高速気流総合実験設備(以下、風洞設備と略称する)は、国立大学共同利用研究機関として 前文部省 宇宙科学研究所(現宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)研究活動の一環として1987年に設置されました。 本設備は宇宙飛行体やロケットなどが大気中を高速飛行する際に生じる空気力学的諸現象の研究、 空気力の測定や流れ場の観測などを行うシミュレーション実験を行います。   

本設備は超音速風洞と遷音速風洞の二つの風洞をメインに、その付帯設備として空気源設備、油圧源設備、計装空気源設備、及び計測装置から 構成されています。これらの設備は一部を除いていずれも風洞実験棟内に収容されています。

[全体図]

  
  
 項目  遷音速風洞 超音速風洞
 風洞形式   吹き下し型   吹き下し型 (エジェクタ排気式併用) 
 測定部寸法   幅600mm×高さ600mm   幅600mm×高さ600mm 
 マッハ数範囲  0.3〜1.3   1.5〜4.0 
 計測時間   30秒以上 
 空気源設備   貯気槽常用最高圧力      :  931.6kPaG (9.5 kg/cm2G)
 貯気槽内容積       :  1767m3
 変角範囲   迎角、横滑り角±17度以内
 特長 
  1.  模型変角に対して一定マッハ数制御   
  2.  模型一定姿勢角に対してマッハ数スイープ可能
 エジェクタ併用により低圧始動可能



施設利用の公募を利用前年度の12月〜1月に行っています。
「大学共同利用ポータル」に公募要領を掲載します。
http://www.isas.jaxa.jp/j/researchers/uo_portal/index.shtml
公募テーマは所内の高速気流総合実験設備専門委員会が審議し採択します。
利用資格>> 大学及び国公立の研究機関に所属する研究者並びにその他宇宙科学研究本部長が 認める者


e-mail:kyodo1(アットマーク)jaxa.jp
アットマークを@に変えて送信してください。

〒252-5210 神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 科学推進部
 大学共同利用課共同利用係