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- 2024/12/25
大気球専門委員会Webサイトが開設されました。
ご挨拶
大気球専門委員会では、大小さまざまな気球を活用した科学研究と技術開発を後押ししつつ、何よりも若手人材育成を重視して、国内の各気球実験グループの活動を支援したいと考えております。
大気球を用いると飛翔高度30km以上で1時間以上の飛翔が実現できますので、本格的な飛翔体実験が可能です。そのため、天文観測や宇宙線観測はもちろんのこと、さまざまな工学実証実験から宇宙用機器の環境試験にいたるまで、応用先には幅広い可能性があります。比較的短い開発期間とリーゾナブルな予算で実験のミッション全体をマネージすることができますので、若手研究者がマネジメント経験を積むには最高の場ですし、気球実験に参加する学生に対しての教育効果は絶大であると思います。
残念ながら、近年は科学衛星の打ち上げ頻度が減少しており、若手中堅研究者が衛星プロジェクト開発を経験できる機会が減ってきました。今こそ、気球のような小型飛翔体による実践的な実験機会が有効に活用され、今後の宇宙科学を支える人材と技術が育っていくことを願います。最近では、ISASが主催する大気球シンポジウムとは別に、科学気球コミュニティの情報交換会を定期的に開催して関係者間のつながりを深めようとしています。すでに気球実験を進めておられる方だけでなく、潜在的に興味をお持ちの方からも、さまざまな形で我々に情報をご提供いただければ幸いです。
大気球専門委員会委員長 金田 英宏