2025年度 大学院を旅立つ学生からのメッセージ
2026年4月21日 | あいさすpeople
得難い経験ができる!ISAS受入学生
JAXAでは、大学等の行う教育への協力として、国内外の学生をJAXAの現場に受け入れて、研究や実習の指導を行っています。
中でも宇宙科学研究所(ISAS)では、具体的に進む宇宙科学分野のプロジェクトや、将来のミッション検討につながる基礎研究をテーマにすることもできます。企画・立案からプロジェクトの終了まで何十年もかかる大規模なものや、大学院時代にすべての工程を体験できる数年単位のものなど、その規模はさまざまです。また学生としての研究だけでなく、JAXA任期制職員であるリサーチアシスタントに採用され、宇宙機の運用に関わる人もいます。こうした、他では得難い経験をしたISAS受入学生は、宇宙科学分野の研究職だけでなく、他分野含めた民間企業に就職するなど、さまざまな分野で活躍しています。
詳細はこちら:大学院生等の受け入れ
学位取得学生からのメッセージ・学位取得者一覧
2025年度も多くのISAS受入学生が大学院での学びを終えて旅立ちました。学位(博士または修士号)取得者一覧と合わせ、学生からのメッセージを紹介します!
後列左から
吉田 哲也研究総主幹、澤井 秀次郎副所長、藤本 正樹所長、清水 隆貴さん(森研)、小磯 拓哉さん(西山研)、庄子 歓太朗さん(岩田研)
モニター画面の上から
髙木 公貴さん(月崎研)、栗原 明稀さん(辻本研)
前列左から
北谷 成吾さん(佐藤研)、井上 滉脩さん(関本研)、中澤 淳一郎さん(矢野研)、玉井 桃子さん(岩田研)【2026.3.31時点】
学位取得学生からのメッセージ
髙木 公貴さん 2026年3月 横浜国立大学大学院理工学府(受託指導学生)博士(工学)
月崎 竜童 研究室
宇宙研での5年間は、興味深い研究テーマに挑戦し、多くの研究者の方々との出会いに恵まれた特別な時間でした。宇宙研での議論は刺激的で、いつも新しい視点をいただきました。関わってくださったすべての方に感謝しています。これからも、宇宙分野に貢献できるよう研究を続けていきます。
中澤 淳一郎さん 2026年3月 総合研究大学院大学物理科学研究科 博士(理学)
矢野 創 研究室
宇宙研では研究の泥臭い部分、華やかな部分、酸いも甘いもまるごと体験させていただきました。全て、私にとってかけがえのない時間です。5年間、私のような問題児の面倒を見てくださり、本当ありがとうございました。
長野 幹雄さん 2026年3月 東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 博士(工学)
佐藤 英一 研究室(2026年度より松永研究室)
修士課程でもお世話になった佐藤先生の研究室に、社会人博士として再びお世話になっておりました。宇宙研で研究していると、材料のことを考えるときに必ず宇宙という環境が思考の過程に入り込みます。そこに社会人になった後の視点を加え、宇宙産業や宇宙開発とガラス材料の分野をどのようにつなげると、社会全体の利益となるかを度々考えながら研究できたのは、今後の会社での未来志向の研究開発において、大いに役立つと思っています。佐藤先生に対しては、育休期間や育児の絡む中での研究生活へのサポートや、私の不甲斐ない部分への度々の叱咤激励もいただき、何とか修了まで至らせていただけたことを心より感謝いたします。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
野澤 仁史さん 2026年3月 総合研究大学院大学物理科学研究科 博士(理学)
春山 純一 研究室
宇宙研での5年間、指導教員をはじめ、同期、国内外の共同研究者に恵まれ、充実した研究生活を送ることができました。入学当初は「宇宙分野で専門性を身につけたい」という漠然とした思いを抱いていましたが、今では衛星搭載レーダーに関する専門性を培い、同分野の発展に貢献していくためのビジョンやキャリアを明確に描くことができるようになりました。宇宙研での5年間で得た経験を糧に、今後は国際的に活躍できる研究者を目指します。これまでお世話になった先生、学生担当、そして学生の皆様、本当にありがとうございました。
吉田 南さん 2026年3月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 博士(理学)
清水 敏文 研究室
宇宙研での5年間は、多様な背景を持つ方々との関わりに恵まれた、非常に有意義な時間でした。学生交流や観測ロケット実験実習への参加、太陽グループをはじめとする様々な分野の方との議論を通じ、自分の視野や価値観が大きく広がりました。悩んだ時に支え合える仲間がいることで楽しく研究できることが、宇宙研での大学院生活の魅力だと感じます。
清水 隆貴さん 2026年3月 青山学院大学大学院理工学研究科(連携大学院)修士(工学)
森 治 研究室
宇宙研での生活において、研究室にて運用を行っている宇宙機を対象にした自身の研究に加え、固体モーターを用いた微小重力実験や、はやぶさ2の運用に参加させていただくなど、解析に限らず、実験・運用を含めた宇宙機の開発過程を経験できました。この経験を活かし、今後も常に宇宙を想い描きながら、宇宙開発に貢献していきたいと思います。森 治先生をはじめ、津田先生、佐伯先生、職員の皆様、本当にありがとうございました。
庄子 歓太朗さん 2026年3月 関西学院大学大学院理工学研究科(連携大学院) 修士(理学)
岩田 隆浩 研究室
人との出会いに恵まれ、挑戦を応援してくださる環境の中で、研究に没頭できた日々は何よりの財産です。2年間という短い期間でしたが、宇宙研での時間を心から楽しむことができました。ここで得た経験を糧に、日本の宇宙開発に貢献できるようこれからも日々精進してまいります。ありがとうございました!
藤原 晨司さん 2026年3月 東京大学大学院理学系研究科 修士(理学)
清水 敏文 研究室
宇宙研での生活は、とても学びの多い2年間だったと感じています。日々の研究の中では思い通りにいかないこともありましたが、メインで指導してくださった清水先生をはじめ、太陽グループの教職員の方々や研究室のメンバーの皆さんに支えてもらいながら前進していくことができました。大変貴重な経験をさせていただき、心より感謝申し上げます。
2025年度 学位取得者一覧
2025年度 受入学生の進路
栗原 明稀さん 2026年3月 東京大学大学院理学系研究科 博士(理学)
海老沢 研・辻本 匡弘 研究室
理学・工学といった垣根を超えて学生から職員の方まで、多様な人が集まって宇宙開発に挑んでいる現場での5年間はとても楽しかったです。
特に、修士、博士を通じてXRISMという大きなミッションの佳境にコミットできたことをとても幸せに感じています。
指導教員である辻本先生、海老沢先生を初め、私の大学院生活に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。