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Category: News_jp
Posted by: HayabusaLive
前回のブログでお知らせしたように、B室の開封準備を始めました。

まず、A室に石英皿で蓋をして反転し、多少の衝撃を加えたところ、光学顕微鏡で観察できる程度の微粒子が多数(数百個以上)新たに採集されました。この中から初期分析を行う粒子を判定するために、SEM(走査型電子顕微鏡)分析を行う予定ですが、そのためには、マニピュレータで1粒ずつSEMホルダーに乗せ替えることが必要で、多少時間がかかります。

うまくいけば、先日発表したイトカワ起源の微粒子の初期分析に先立って、これらの少し大きめの粒子から初期分析が始められる可能性があります。

この事があったため、B室の開封作業を中断していますが、大きめの粒子のSEM作業と並行してB室の作業を再開する予定です。
Category: News_jp
Posted by: HayabusaLive
「はやぶさ」搭載の帰還カプセルにより持ち帰られたサンプル収納容器のサンプルキャッチャーA室から、特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察および分析し、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定しました。

さらにその分析結果を検討した結果、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断しました。

トピックスhttp://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2010/1116.shtml
Category: News_jp
Posted by: HayabusaLive
新型ヘラを用いて採集した微粒子について、走査型電子顕微鏡による同定・マッピングを継続中です。現在、岩石質と同定された粒子数は約 1500個に達しています。なお、このような極微粒子の初期分析のための取扱技術に関しては、ナノテク関連のメーカを含む様々な専門家の英知 を結集して検討、準備中です。

また、今後の作業として幾つかのオプションを検討してきましたが、これまで探索して来たA室での作業を一旦中断し、B室の開封、サンプル探索 を優先する事として、現在、その準備中です。

(「はやぶさ」キュレーションチーム)