日本語タイトル「論文英語ことはじめ ― 分かる。伝わる。訴える。」 論文の執筆は、母国語であっても難儀なもの、まして外国語の英語だと なおさらです。日常英会話とは異なる正式な書き言葉ゆえの注意点も 少なくありません。しかし、言語によらない本質的な部分をしっかり 押さえることで、英語論文もずいぶんと書きやすくなるものです。 本講演では、論文執筆における構造的課題を浮き彫りにすることから はじめて、すっきりとした論文英語を書く道筋をまとめます。その際、 日本語話者による典型的誤りの数々の例をもとに、実戦的な注意点に 特に留意します。第一の対象は学術論文執筆の経験がまだ浅い人です。 とはいえ、経験の多寡によらず、得るものが少なくないことでしょう。 英国在住15年、天文学の元研究者として自身60本を超える査読論文を 発表し、現在英文校閲と翻訳とを専業とする講演者によるセミナーです。