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Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用では,スピンアップ,HKデータの取得,データ再生,
最後に再生レンジングを行いました.

相変わらず地球角が大きいギリギリの通信条件での運用が続いており,
今日もロックオフが発生する状態でした.
しかしよく粘ってテレメトリも受信できています.
IKAROSの状態は至って良好です.


前回のブログでも触れましたが,先週末に相模原キャンパスの中庭で
「イカロス君の上でピクニック」というイベントがありました.
こちらは何も準備していないのに楽しんでいただけるかな...なんて不安視しておりましたが
参加されたみなさまはいかがだったでしょうか?
私は途中参加でしたのであまりお話しできませんでしたけれども,
思いのほか楽しませていただきました.

このイベントでは,ビニール製のIKAROS模擬セイルの折りたたみ,
探査機本体模型への巻きつけ,最後に一次展開・二次展開実演も行われました.
参加者は,IKAROSチーム側も含めれば50人近くいたと思われますが
人海戦術というものの強みを改めて実感する興味深いイベントでした.
大軍(しかも士気が高い?)で挑めば膜作業も怖くありません.

ちなみにIKAROSフライト膜の最終巻きつけは12名で行いました.
膜の折り畳み作業は6人くらいで行うこともありました.
もちろん本物の膜を巻きつける方法とは相違点が多々ありましたが,
今回の人手のかけかたというのは「何て贅沢な!」と感じしまうところでした.
中庭という膜を完全に広げられるスペースがあることも贅沢なところですね.

「膜作業,募集してくれれば駆けつけますよー!」という方もいらっしゃいました.
とても嬉しいですね.ありがとうございます.
何度も練習が必要だったり,簡単じゃないですよ,
連日深夜まで作業が続くと少しずつ笑顔も消えていきますよ...と思ったのはさておき,
こうやって興味を持ってくださる方を広く募集できればいいですね.
きっと他にもいろいろ問題があるんだと思いますが.


次の木星圏探査計画では,50m級のセイルを想定しています.
IKAROSをミニラとすれば,次はゴジラ(昭和)を相手にしなければなりません.
これほど巨大なセイルに対する膜作業上の問題は,
「IKAROSのときよりも人数をかけ広い場所を確保すればよい」
という単純な比例関係で解決するのは難しく,
特に手作業から機械作業への移行というのが重要な課題となっています.

巻きつけの精度(4方向の膜を均等に巻きつけているか,など)や
作業の再現性を管理するところは,人の手よりも機械のほうが秀でていたりします.
こういう観点で,IKAROSでは「収納装置」を導入したりしてきました.
これからは,「手作業の代わり」をする装置も必要となりそうです.
しかし人の手というのは機械にできない実に複雑な作業をこなすことができますので,
何もかも機械任せにはできません.

どれだけの人数が,どれほどのスペースを確保して,どんな装置を使うのか...
ゴジラセイルの膜作業風景がどんなものなのか,まだまだイメージが固まりませんね.(Y2)


P.S.
今日のコマンダーさんは,IKAROS運用の担当は今回が最後ということでした.
最後まで頼りないスーパーバイザーの姿しかお見せできなかったのが残念なところです.
これまで本当にお疲れさまでした!


8/31のIKAROS
太陽距離: 0.83AU
地球距離: 115763235km, 赤経=104.7°, 赤緯=19.0°
金星距離: 1.46AU(217966558km)
姿勢: スピンレート=0.4rpm,太陽角=2°

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.83AU
Earth Distance: 115763235km, RA=104.7deg, Dec=19.0deg
Venus Distance: 1.46AU(217966558km)
Attitude: Spin Rate=0.4rpm, Sun Angle=2deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用では,HKデータの取得後,データ再生を行いました.
先日のブログでYさんが言っていた「セイル平線」ぎわの運用が続いているため,
通信速度を下げても時々ロックオフ(通信が途切れる)が発生する状態でした.
ロックオフが発生すると思い通りにデータが取得できず不満の残る運用になります.
最近は,通信速度が下がってきていることもあり,
取得したいとデータもあちこちから要求があり,かなりたまってきています.
電波強度の状態をうまく見ながら運用していければ良いのですが,なかなか難しいですね.

ところで今日は,相模原キャンパスの中庭でたくさんの人が集まって
何やらピクニックが行われています.
IKAROSチームとIKAROSに興味がある人たちの交流するイベント,とのことです.
イカロスのセイルを模したビニールシートを広げ,
みなさんが楽しそうに談笑している姿が運用室がある棟からも見えています.
ピクニックといえば自然のなかで,という気もしますが,
たぬきやキツツキが出る相模原キャンパスの中では意外と違和感がありません.

このあとセイルの展開・折りたたみ実演も予定されているので
私も顔を出したいと思います.
という口実で今日のブログは簡単にまとめて,いってきまーす!(Y2)


8/27のIKAROS
太陽距離: 0.84AU
地球距離: 113293863km, 赤経=99.2°, 赤緯=19.0°
金星距離: 1.47AU(219191449km)
姿勢: スピンレート=0.2rpm,太陽角=2°

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.84AU
Earth Distance: 113293863km, RA=99.2deg, Dec=19.0deg
Venus Distance: 1.47AU(219191449km)
Attitude: Spin Rate=0.2rpm, Sun Angle=2deg

Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日は,レンジング及びデータレコーダーの再生を行いました.
IKAROSは今日も順調にくるくるぐんぐん飛行しています.

地球角は現在80deg,つまりIKAROSのセイルの上側10degすれすれのところに
地球があることになります.水平線もとい,セイル平線ぎわの運用が
続いているわけです.

イカロスのアンテナは,できるだけ全方位をカバーするように作られて
います.これはセイルをどんな向きにしても,ちゃんと通信できるように
するために必要なことでした.

しかし巨大なセイルは,それ自身が電波の反射体なので,地球との通信には
邪魔になります.セイル面の方向に地球がドンピシャで重なったとき(=地球角90deg)
は通信できないのは当然として,できるだけセイル面ぎりぎりまで通信できる
ようにすることが,IKAROSのアンテナの設計への要求でした.

このアンテナ設計を担当したのは,JAXA宇宙研の鎌田さんです.
この方はアンテナ設計のプロ中のプロで,厳しい要求を出せば出すほど
情熱的かつ堅実に答えを出してくれる方です.
IKAROS以前のいろいろなソーラーセイル関係の実験でも,無理難題を聞いて
いただき,いろんなアンテナを作ってくれました.
私などは,「君の要求はいつもむちゃくちゃなんだよ,まったく」と
よく言われてよく怒られています.(その割に常に要求以上のものを作って
くれるのですが.)

当初のIKAROSプロジェクトからの要求は,
「地球角60degまで通信ができること」
というものでした.セイルがいかに通信にとって邪魔になるか,私たちも
わかっていたので,これくらいはなんとか達成してほしい,という想いで
提示した数字でした.鎌田さんの回答は
「なんとかしよう」
でした.

開発過程はいろいろ紆余曲折がありましたが,結果としてできたものは
期待をはるかに超えたすばらしいアンテナでした.地球角の要求値60degを
はるかに上回って,80deg以上まで通信ができたのですから.
この結果IKAROSは,死角が殆どない運用ができています.
blogでも何回かご紹介した通信不可帯運用がスムーズにできたのは,
この鎌田アンテナのおかげです.

まさにセイル平線上の魔術師.かわいい形して,にくいやつ.
普段は目立たないが,シャイでニヒルなあんちくしょう.
IKAROSの光る技術のひとつです.(Y)

PS.昨日T2さんがホットケーキをIKAROSの太陽電池の上で焼いていたようですが,
私なら肉を焼きます.太陽系空間,セイル平線上に地球の出をみながら,
太陽電池の上で肉を焼く.うーむ,おつですな.


8/25のIKAROS
太陽距離: 0.85AU
地球距離: 112178171km, 赤経=96.5°, 赤緯=18.9°
金星距離: 1.47AU(219755117km)
姿勢: スピンレート=0.2rpm,太陽角=1°

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.85AU
Earth Distance: 112178171km, RA=96.5deg, Dec=18.9deg
Venus Distance: 1.47AU(219755117km)
Attitude: Spin Rate=0.2rpm, Sun Angle=1deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用では,レンジング及びデータレコーダーの再生を行いました.
現在,IKAROSから見て,地球がほぼ横の方に見える姿勢ですので
電波の受信強度は低い状態です.
アンテナパターンの縁に地球がある感じです.

太陽角については1degと,ほぼ太陽に対して正対しております.
また太陽距離が小さくなってきたため,
太陽電池は熱く(100℃以上)なっております.
もう少し高くなると太陽電池の上でホットケーキが焼けますね.
おっとYさんみたいなことを考えてしまいました.

ちなみに,太陽電池は温度が高くなるほど発電効率が落ちます.
IKAROSに搭載している太陽電池(膜面ではなく本体に付いているもの)は
非常に発電効率のよい太陽電池です.
低コストミッションであるIKAROSの中で一際目立つ高級品です.
それでも打ち上げ直後は本当に電力が足りるのかハラハラしてたのを思い出します.
イカロスくん,その帽子高いので大事にかぶっててください.

そういえば,先日のブログでRさんが宇宙天気を気にしておりますが,
私は最近地上の天気を日々気にしております.
自転車で通勤可能かどうかを判断する為です.
雨が少しでも降りそうだと速攻自転車を諦めます.
なので,ほとんど自転車通勤できてません.
また,たまに自転車通勤した場合でも「これでビール一杯分だな」
とか考えてしまいます.情けないですね・・・

次回の運用は明日です.(T2)

8/24のIKAROS
太陽距離: 0.85AU
地球距離: 111650138km, 赤経=95.1°, 赤緯=18.9°
金星距離: 1.47AU(220023257km)
姿勢: スピンレート=0.2rpm,太陽角=1°

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.85AU
Earth Distance: 111650138km, RA=95.1deg, Dec=18.9deg
Venus Distance: 1.47AU(220023257km)
Attitude: Spin Rate=0.2rpm, Sun Angle=1deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用は,航法誘導実験のためのレンジングと,
GAPや太陽電池データの再生を行いました.


8/13のブログにも書かれてしますが,
先日,比較的強度が強いXクラスの太陽フレアが発生しました.
太陽フレアが発生すると,シングルイベントといって,
放射線によってメモリなどの半導体素子のデータが反転したり,
電気回路に過電流が流れて機器を壊してしまう可能性があります.

メモリが反転したり過電流が流れても機器が壊れないような設計をしてはいますが,
それでもやはり心配なので,私はNICT(情報通信研究機構)のメール配信サービス
http://swc.nict.go.jp/datacenter/
に登録して,宇宙天気情報が毎日メールで届くようにしています.

フレアが発生していないときも,毎日このメールを見て
「今日は大丈夫そうだな」と思ったり,
臨時ニュースでフレア発生のメールを受け取ると
「IKAROS大丈夫かな...(ドキドキ) 明日の運用でチェックしておこう」
と心配したりしています.
運用シフトに毎日入るわけではありませんが,
このメールをきっかけに,遠い宇宙を一人で航海している
IKAROSのことを毎日考える生活が習慣になっています.

このブログをご覧になっている皆さんも,
イカロス君に思いを馳せるきっかけとして
宇宙天気情報メール配信サービスに登録してみてはいかがでしょうか?

ちなみに,宇宙天気情報で観測しているフレアの多くは,
太陽から地球に向かって粒子が飛んでくるものです.
イカロス君は太陽と地球を結ぶラインの上を飛行していないので
地球から見てフレアが観測されたからといって
必ずしもイカロス君に影響があるわけではありません.
強いフレアが発生しても全く何の影響もないことが結構ありますが,
そういうときは,IKAROSが惑星間を飛んでいることを改めて感じます.

(R)


8/20のIKAROS
太陽距離: 0.87AU
地球距離: 109736949km, 赤経=89.6°, 赤緯=18.7°
金星距離: 1.48AU(220994937km)
姿勢: スピンレート=0.5rpm,太陽角=2°

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.87AU
Earth Distance: 109736949km, RA=89.6deg, Dec=18.7deg
Venus Distance: 1.48AU(220994937km)
Attitude: Spin Rate=0.5rpm, Sun Angle=2deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
8/18の運用は,姿勢制御,データレコーダの再生を行いました.

最近はソーラーセイルの誘導航法実験のための姿勢制御に
悪戦苦闘していました.
誘導航法実験というのは,IKAROSのセイルの向きを変更して,
軌道を制御するための実験です.
今までにも何度か行っていますが,今回はスピンレートを
調整してセイルの向きを変化させる効果も含めて
実験を行っています.

但し,最近は軌道の幾何関係から,
地球との通信を確立するための姿勢を維持するのが
なかなか難しく,姿勢を制御するのにも,
限られた時間の中で迅速にかつ,出来るだけ正確に行う
必要があります.

そのような状況でありながら,0.2rpm付近の低スピンレートでの
姿勢変更(リオリエンテーションの略でリオリと呼んでいます)というのは
実はまだそれほど経験を積んでおらず,ここ最近の運用では,
姿勢制御のための時間を確保しつつも,うまく成果を挙げられていない
状況でした.

しかし,今日の運用ではコツを掴み始め,ある程度の姿勢変更を
行うことが出来ました.
やっとスタートラインに立ったような気持ちです.
但し,低スピンレートでのリオリは,とても時間がかかってしまうため,
今後の運用でもしっかり方法を考えていく必要があります.

低スピンレートでのリオリの技術を一刻も早く確立出来るよう,
今後の運用も気を抜かずに頑張りたいと思います.

まだまだイカロス君の快進撃は続きます!
今後の動向を温かく見守っていただければ,そして,出来る限り応援して頂ければ,
運用者もイカロス君もまだまだ頑張ります!
何卒,応援のほど,よろしくお願い致します(Y3)


8/18のIKAROS
太陽距離: 0.87AU
地球距離: 108899592km, 赤経=86.9°, 赤緯=18.5°
金星距離: 1.48AU(221414711km)
姿勢: スピンレート=0.3rpm,太陽角=4°

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.87AU
Earth Distance: 108899592km, RA=86.9deg, Dec=18.5deg
Venus Distance: 1.48AU(221414711km)
Attitude: Spin Rate=0.3rpm, Sun Angle=4deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
 本日はスピンアップとリオリ(スピン軸姿勢変更)を実施しました.
 ここのところ低スピンレート運用を続けていますが,遅いスピード
で回っていると姿勢がフラフラしてしまう心配があるため慎重に進める
必要があります.
 それに,今はIKAROSから見ると地球がかなり横の方に見えていて,
電波の受信強度も弱くなっていますので,フラフラし過ぎるとIKAROS
がそっぽを向いて一時的に通信ができなく危険性もあるのです.
 そういった理由から,本日はスピンアップとリオリに集中して慎重に
進め,データレコーダの再生などはしませんでした.
 でも,HKデータは1フレーム受信してIKAROSが元気であることは確認
できていますのでご安心を.(sawada)


PS.先週末にお盆休みをもらって長野に帰省していました.お盆にも
関わらず運用をしてくれるスタッフの皆さん,本当にありがとうござ
います.お土産を運用室に置いてきたので食べてくださいね(Yさんの
おやつ1食分にもなりませんが.あ 運動不足の人には自転車通勤が
必須になりますよ)

 そうそう,帰省中に臼田宇宙空間観測所に行ってきました!
道中,道を間違えて舗装されていない道をジャリジャリ進んで行った
のと,夕立で豪雨になって到着できるか不安でしたが,無事に到着.
 64mのアンテナを初めて見ることができました.
 間近で見ると大きさに圧倒されますね.本当に感動しました.
臼田64mがなかったら,地球から遠く離れた深宇宙にいるはやぶさ,
IKAROS,あかつき初め,多くの探査機と通信ができなかったわけです
から,本当に頭の下がる思いです.
 見学者は3組くらいでしたが,地元の岡谷から来ている人がいて,少し
だけ話をしました.同じ長野にいながら臼田のことは知らず,はやぶさ
で初めて知ったそうです.こうやって多くの人に興味を持ってもらえる
ことは嬉しいですね.(実は,幼少のころ岡谷で育ったので,もう
ちょっとお話をしたかったのですが)

 帰りがけに佐久市子ども未来館のプラネタリウムでHAYABUSAが上映
されているのを偶然発見し,思わず立ち寄って観てしまいました.
 今週からカプセルの展示も始まるそうで,長野県初の展示とのことです.
近くに住んでる方,夏休みを利用して是非ご覧になってください!!

※消えてしまった文章を書き直してこっそり更新



8/17のIKAROS
太陽距離: 0.88AU
地球距離: 108510629km, 赤経=85.6°, 赤緯=13.4°
金星距離: 1.48AU(221606745km)
姿勢:スピンレート=0.4rpm, 太陽角=2.0deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.88AU
Earth Distance: 108510629km, RA=85.6deg, Dec=13.4deg
Venus Distance: 1.48AU(221606745km)
Attitude: Spin Rate=0.4rpm, Sun Angle=2.0deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日(8/13(土))はスピン状態の確認後、リオリを中心に運用を行いました。
HKデータも16bpsで正常に受信できています。

Ikarosは順調に宇宙空間を航行していますが、
「ソーラー電力セイル」の名の通り、太陽の恩恵・影響を大いに受けています。

軌道は太陽との引力に影響されますし、
太陽光発電や太陽センサなどは太陽光があって初めて成り立ちます。
温度環境も、太陽光を直接受ける面では100℃前後にもなります。
また、宇宙放射線の影響も受けます。
先週は今年2月よりも強度が強いXクラスの太陽フレアが発生しましたが、
通信障害やシングルイベントなどで機器に障害が発生することもあるため、
宇宙天気予報なども気に掛けたりする必要性も出るケースもあります。
この他に、ミッション機器にはガンマ線バースト偏光検出器(GAP)があり、
放射線の1種であるγ線のシンチレータが有機/無機と2種類搭載されています。
これにとどまらず、宇宙空間には星間塵が浮遊しており、
膜面上の大面積薄膜ダスト検出アレイ(ALDN)の検出器でカウントしています。
味覚、嗅覚は運用室内の特権?かも知れませんが、
Ikarosは「五感」をフルに活用していると言えるかも知れません。

よって、Ikarosの航行中はいろいろな相互作用を受けていますが、
ソーラーセイルですので、やはり太陽光圧によるダイナミクスの変化が
Ikarosでは効いていると思います。太陽の偉大さを感じているところです。
太陽との距離はこれから前回同様に0.7AU近くまで近づいていきますので、
低スピンレートでの挙動の変化などについても結果が待たれるところです。

もちろん、Ikarosは地球とのやり取りも必要としています。
通信は臼田局からのアップリンクとIkarosからのダウンリンクで必要なデータを
送受信していますが、通信レートが確保しにくくなっている分、
本Blogを通じてお送りいただいた皆様からの盛大な拍手(Clap!)が、
Ikarosはたまた相模原で大きなパワーにもなると思いますので、
今後ともよろしくお願いします。次回の運用は、8/17(水)前半パスの予定です。(H2)

8/13のIKAROS
太陽距離: 0.89AU
地球距離: 107151669km, 赤経=80.1°, 赤緯=17.9°
金星距離: 1.49AU(222247440km)
姿勢:スピンレート=0.2rpm, 太陽角=2.4deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.89AU
Earth Distance: 107151669km, RA=80.1deg, Dec=17.9deg
Venus Distance: 1.49AU(222247440km)
Attitude: Spin Rate=0.2rpm, Sun Angle=2.4deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用では,再生レンジング,スピンアップおよびデータレコーダーの
再生を行いました.
昨日の運用では8bpsでの運用でしたが,本日は通信が安定していて
16bpsで運用を行いました.
どちらも遅いのですが8bpsと16bpsでは全く運用性が違います.

本日のデータレコーダーの再生では,
ポインタ指定→再生開始→再生停止を何度も繰り返す必要がありました.
Y2さんがその作業を行いましたが,再生停止のタイミングの見切りに苦労しておりました.

そのY2さんについての情報ですが,最近色々なものをなくしているようです.
自転車,メガネ,靴,そして健康な生活.
靴とか普通なくします?シラフ状態で無くしたというから驚きです.
ただ,Y2さんはものを無くしたときに,残念とは思わずに,
「なんかおいしい.俺は持ってる.」と思うそうです.
私には理解できませんが,さすが椅子で寝る男ですね.
そのうち椅子を無くすかもしれません.
ちなみに,本日の通信状態が良かったのはY2さんが「持ってる」からだそうです.

そういえば,先のブログ(7/27)で告白したように,
中性脂肪街道まっしぐらの私ですが,中性脂肪ブラザーズの相方である
Rさんに,コンビ解消の通達を受けました.悲しいです.
私とRさんの生活の何が違うのかを食い下がって聞き出しましたが
Rさんは自転車通勤(職場が近い),私は自動車通勤ということが
大きな違いと認識しました.
私もたまには自転車通勤をして汗を流したいと思います.

次回の運用は8/13(後半パス)です.(T2)


8/11のIKAROS
太陽距離: 0.90AU
地球距離: 106589271km, 赤経=77.5°, 赤緯=17.6°
金星距離: 1.49AU(222486504km)
姿勢:スピンレート=0.3rpm, 太陽角=1.1deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.90AU
Earth Distance: 106589271km, RA=77.5deg, Dec=17.6deg
Venus Distance: 1.49AU(222486504km)
Attitude: Spin Rate=0.3rpm, Sun Angle=1.1deg
Category: Operation
Posted by: IKAROS
 8/10の運用は、健康状態やスピン状態の確認、再生レンジングと、データ
レコーダに蓄積されているデータの再生を行いました。

 IKAROSは、本日も順調に、そして健康に深い宇宙の中を航行しています。

 次回の運用予定は明日木曜日(8/11:前半パス)です。

 本日は、16bpsでの運用が難しかったため、8bpsで運用を行いました。以前にも
8bps運用は散々実施してきているとはいえ、やはり最近の16bps運用に慣れて
しまっていたため、情報の取得間隔がいつもの2倍かかるとやきもきしてしまい
ますね。


 実は現在、IKAROSのアンテナが向いている方向と地球との角度が大きく開いて
いて(予想されていたことであり異常ではありません)、通信不可帯に入りそう
になるギリギリのところを飛行しています。そして、これは9月中旬頃まで続くと
予想しています。

 今の運用を例えると、まるで、

①「イカロス君」、草がボウボウに生えていて、地面が続いているのか、ところ
 どころ水際が出てきているのか見えない一級河川の河岸境界線スレスレのところを
 バレリーナのように片足ケンケンで回りながら、楽しくスリル満点な気持ちで
 進んでいっちゃう。

②遠くから大ボリュームで呼びかけたり、指令を送ったりしている、大きな耳と
 口を持った「うすださん」でも、イカロス君がたまに河に落ちてしまうので、
 「イカロス君」の言っていることが理解できないときがある。

③そして、スーパーバイザー担当に入った「KY」。「そこ!!はっきりしゃべれ!!」
 と愚痴を言いながら、イカロス君をつぶらな瞳で睨みつけるが、当然1億kmを越えて
 彼方にいるイカロス君には気付いてもらえず、しょうがないので「うすださん」に
 代わりに「もっとゆっくりしゃべろうね♪」と伝えてもらう。

④「イカロス君」、「うすださん」の言うことは文句も言わず素直に従い、いつも
 よりゆっくりの8bpsで話し出す。。。

⑤「イカロス君」の言っていることが、はっきりと聞き取れて理解できるようになった
 ので、関係者全員、差し入れに頂いたイカロス帽子をかぶりながら、満面の笑顔で
 こおどり♪


という感じです。


あっ。また「悪い癖:暴走な妄想」が出始めてしまいましたね。。。すみません。。。

( KY )


P.S.
 最近暑い日が続いていますが、皆さんどうかご自愛を。。。




8/10のIKAROS
太陽距離: 0.90AU
地球距離: 106336995km, 赤経=76.2°, 赤緯=17.4°
金星距離: 1.49AU(222584568km)
姿勢:スピンレート=0.3rpm, 太陽角=1.5deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.90AU
Earth Distance: 106336995km, RA=76.2deg, Dec=17.4deg
Venus Distance: 1.49AU(222584568km)
Attitude: Spin Rate=0.3rpm, Sun Angle=1.5deg




昨日(8月9日)は・・・

 ・観測ロケットS-310-34号機で大型薄膜の展開実験に成功(2004年)
   詳細はこちら↓↓↓
   http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2004/0809_s31034.shtml


今日(8月10日)は何の日?

 ・日本初の液体燃料ロケット「LS-Aサステーナ」打上げ。(1963年)
  
 ・月の詳しい地図を作るために月の表面写真を撮影した探査機ルナ・オービタ
  シリーズの1号機打上げ(1966年/アメリカ)

 ・人類史上初の宇宙での結婚式 :国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた
  ロシアの宇宙飛行士ユーリ・マレンチェンコが、地上にいる婚約者と衛星通信
  を通じて行う。(2003年/NASAジョンソン宇宙センターでISSと衛星中継)

Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用では,再生レンジング,HKデータの取得,スピンアップと
最後にもう一度再生レンジングを行いました.

1回目のレンジングは,前回,前々回のパスでのレンジングと組み合わせた3パスコースティング,
スピンアップ後の2回目のレンジングは,来週の2回のパスでのレンジングと組み合わせた
3パスコースティングを予定しています.
短い運用時間の中で,レンジ⇒スピンアップ⇒レンジの運用はギリギリの内容でした.
(※3パスコースティングなどについては2011/2/12のブログをご参照ください.)

今日は久しぶりの後半パスの運用(可視時間の後半のみの運用)になりました.
前半パスと後半パスは,運用時間が違うだけでなく運用の流れもかなり異なります.
後半パスの特徴は,運用開始後すぐにコマンド送信(アップリンク)が可能となるところです.
少し難しい用語を交えて表現すると,「テレメAOSとコマンドAOSが同じ」となります.

「AOS」というのは,"Acquisition of Signal"の略で,「あおす」と読みます.
直訳すれば「信号捕捉」といったところですが,これも専門用語で「入感」と呼んでいます.
対義語は「LOS」(Loss of Signal,ろす,消感)です.
IKAROSは「小型ソーラー電力セイル実証機」ですが,
IKALOSは「イカの発する電波が受信できなくなる」すみませんうそですまじめに説明します...

テレメAOSは,探査機が送ってくる電波を捕捉して受信可能となる時刻で,
地表線(地平線や山の稜線)から探査機が見え始める時刻になります.
一方,コマンドAOSというのは,地上の送信アンテナから電波送信が可能となる時刻です.
地表線ギリギリに見えている探査機に対して臼田局の強力な電波(20kW)を送ると,
他の地上の無線設備に悪影響を及ぼしてしまいます.
このため,ある程度の高度(仰角)になるまで電波の送信は行ってはいけないのです.
(電波法により決まっています.)
時間にすると数十分,この間は,探査機の状態は確認できてもコマンドを送ることができません.

前半パス終了時,あるいは後半パス開始時は,アンテナの仰角は充分高くなっていますので,
このような制約はありません.結局,運用の流れとしては
・フルパス:
テレメAOS→(数十分)→コマンドAOS→(双方向通信運用)→コマンドLOS→(数十分)→テレメLOS
・前半パス:
テレメAOS→(数十分)→コマンドAOS→(双方向通信運用)→コマンド・テレメLOS
・後半パス:
テレメ・コマンドAOS→(双方向通信運用)→コマンドLOS→(数十分)→テレメLOS
となります.

フルパスや前半パスでは,テレメAOS後にドップラー情報,通信状態次第でテレメトリも確認し,
ひと安心してからコマンドAOSとなって「よし,きょうもコマンド送るぞ!」と気合も入るのですが,
後半パスの場合は,パス開始と同時にコマンド送信可能なのでかなりせわしなくなります.
今日に至っては,AOS後にテレメトリで状態確認も行なわないまま
すぐにレンジングに移行,という心もとなさです.
(レンジング中はテレメトリ受信ができなくなります.)
また,コマンドLOSからテレメLOSまでの数十分というのも,
テレメトリで何か探査機に問題を発見しても次のパスまで手の打ちようがないため,
かなり不安な時間となります.

書いているうちに,もっとテクニック的なことを説明するつもりだったのに
「前半パスか後半パスかは心持ちの問題に影響する」というまとめになってしまいました...
朝は早くて身体的にはきついけれど,精神的に落ち着くのは前半パスかな,という気がします.


次回の運用は8月10日(水),前半パスの運用となります.(Y2)


8/4のIKAROS
太陽距離: 0.92AU
地球距離: 105517399km, 赤経=69.6°, 赤緯=16.5°
金星距離: 1.49AU(222848094km)
姿勢:スピンレート=0.5rpm, 太陽角=1deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.92AU
Earth Distance: 105517399km, RA=69.6deg, Dec=16.5deg
Venus Distance: 1.49AU(222848094km)
Attitude: Spin Rate=0.5rpm, Sun Angle=1deg


Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日の運用では,再生レンジング,HKデータの取得,膜面状態の計測及び
データレコーダの再生を行いました.

スピンダウン運用時はほとんど行なわなかったレンジングが最近では頻繁に行なわれています.
前半パスの短い時間にレンジングまで入れてしまうと,
残りの運用時間はあっという間に過ぎてしまいます.
...それでも眠たいのには変わりないのですが.


さて,先日の特別公開でIKAROSブースにお越しいただいた見学者の皆様,
本当に暑い中遠いところまでありがとうございました.
最近の運用結果など,学会以外では初めて紹介した内容も有りましたので,
目の肥えた方にもお楽しみいただけたのではないかと思います.

一方で,今回特別公開に来られなかった方にとってはいまだに
「スピンダウン運用は結局どうなったんだ!」という状態だと思いますので
ここで簡単にご報告しておきます.
(web上の皆さんの特別公開レポートなどで初めて知り,
複雑な気持ちになられた方もいらっしゃるかもしれません.
せっかく当ブログを見ていただいているのに申し訳なく思います.)
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IKAROSはスピンによる遠心力によって膜面を張り,姿勢を安定させてきました.
この遠心力が弱まると,膜面が太陽光圧に推されてたわんでしまい危険だと考え
これまでは1rpm以上のスピンレートを維持してきました.
しかし6月からは,膜面の構造特性や姿勢運動を知るため
敢えてスピンレート(回転速度)を徐々に下げて遠心力を弱め,
膜面がどの程度太陽光圧に推されてたわむのか,
モニタカメラ画像と姿勢状態をモニタしながら調査してきました.
これが最近のブログでも紹介してきたスピンダウン運用の経緯です.

この運用により,IKAROSのスピンレートは一時的に最低で0.055rpmまで達しました.
事前に行なっていた数値シミュレーションでは,この状態では膜が大きくたわみ,
モニタカメラでもその変化が明確に確認できるはずでした.
しかしこの状態でも,モニタカメラで撮影した画像では膜の状態は大きな変化は無く,
膜面は事前の想定していたようにはほとんどたわまないという結果となりました.

一方で,スピンレートが低下するにつれてスピン剛性が減少するため,
IKAROSの姿勢がかなり不安定となる現象も確認されました.

このような結果は,事前予測では想定していなかった事象でもあり,
次世代ソーラーセイルでの膜面設計にも反映すべき重要な知見として目下解析中です.

なお,現状ではこれ以上スピンレートを下げることは危険と判断し,
少し高めのスピンレートを維持して別の実験を進めるとともに,
事前予測と違った現象について理解を深めるために解析を進めている状況です.
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以上,特別公開でポスター掲示も行なったスピンダウン運用の簡単なご報告です.
もしかしたら,展示物「Oさん」からさらに深い解説があったかもしれません.
画像も貼らずに報告とな!?とご不満があるかもしれませんが,
なにぶんいろいろと解析中のデータでもありますのでご容赦ください.
言ってしまえば,画像を見てもスピンダウン中も膜面の状態は大して変わっていません.



さて,長くなりますが特別公開関連でもうひとつ話題を...

今回の展示の目玉の一つとして,「イカロス君なりきりセイル」なる記念写真コーナーが
相模原市立博物館で展示されました.

こちらの企画は,新しい試みとして構想から計画,準備,当日の見学者の対応にいたるまで,
JAXA外のIKAROS応援者の方々に中心となって動いていただいたものです.
いろいろな技の持ち主が集まって協力しあい,
これまでの特別公開ではなかった展示になったと思います.
当初はここまでの出来になるとは考えてなかったこともあり,想像以上に楽しい企画となりました.
公開当日,笑顔で写真に収まるこどもたち(大人の方も!)を見ていると,
こちらまで幸せな気分になりました.
見学者の皆さんもスタッフの皆さんも本当にありがとうございました!

大好評でしたこちらの展示は,引き続き相模原市立博物館にて8月17日まで
IKAROSのPM膜面展示などとともに行なわれております.
特別公開に来られなかった,回りきれなかった,という方は是非この機会にお越しください.(Y2)

相模原市立博物館のご案内
http://www.remus.dti.ne.jp/~sagami/index.htm

セイルの中に入るときは,あたまをぶつけないよう気をつけてねっ☆
20110804-ikaroskun_narikiri_sail.jpg

撮影時はイカロス君帽子をかぶってDCAM1ちゃん,DCAM2くんを両手にお持ちください.
笑顔が増します.
20110804-ikaroskun_narikiri_set.jpg

8/4のIKAROS
太陽距離: 0.92AU
地球距離: 105218754km, 赤経=68.3°, 赤緯=16.3°
金星距離: 1.49AU(222853453km)
姿勢:スピンレート=0.3rpm, 太陽角=2deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.92AU
Earth Distance: 105218754km, RA=68.3deg, Dec=16.3deg
Venus Distance: 1.49AU(222853453km)
Attitude: Spin Rate=0.3rpm, Sun Angle=4deg


Category: Operation
Posted by: IKAROS
本日は,再生レンジを行った後に,モニタカメラ画像,薄膜太陽電池,GAP,ALDNの
データ再生を行いました.

先週の土曜日の運用で比較的大きくスピンアップしました.
一週間程度,噴射せずにレンジングを行って軌道がどのように変わるか評価しています.
この間に風車効果によりスピンレートが減少し,それに伴い姿勢が変わっていきますが,
その変化も見越して適切なタイミングでスピンアップすることで目標方向に軌道が制御
できるかという実験です.

さて,先日の特別公開では多数の人に参加していただき大変ありがとうございました.
ブースに来ていただいた方々にIKAROSの成果についてお話し,皆さんと一緒に,
宇宙ヨットのこれまでとこれからについて思いをはせることができ,とても幸せな時間
となりました.

あるカップルからは,はやぶさやIKAROS等に互いに興味を持ったことがきっかけで
お付き合いすることになったというエピソードを伺いました.
イカロス君が恋のキューピットになっていたとは,まったくの予想外で感動しました.
こういった交流ができるのも特別公開の醍醐味ですね.

ありがたいことに,絵本等にサインを書かせていただく機会が何回かありました.
とはいってもかっこいいサインをもっている訳ではないので,サインの代わりに
「君も太陽系をヨットに乗って旅しよう!」というメッセージを書かせていただいています.

これはもともとIKAROS打ち上げ前に行ったメッセージキャンペーンのキャッチフレーズで,
IKAROSに人が直接乗り込むことはできませんが,皆さんのメッセージをのせることで
世界初の宇宙ヨットの旅に一緒に出掛けましょう,という思いを込めていました.

しかし最近,このフレーズはもっと深い意味にもなりうると考えています.
前回のブログにも少し書きましたが,技術は失敗してもそこから教訓を引き出して改良する
ことで失敗を乗り越えられます.一方,成功した場合でも成果を取り込んで次の技術に反映
していくことができます.
「技術にとって,成功・失敗は最終的な結論ではなく,一時的な現象と見ることができます.
目標を持って挑戦し,結果を正しく評価・反映するということを繰り返すことで,技術は
ステップアップしていけると信じています.」
そしてこれは,技術に限ったことではないかもしれません.
思い切って,上記の「技術」を「人生」に置き換えても十分通じるのではないでしょうか?

太陽系をヨットに乗って旅するように,
皆さんの人生の旅が素敵なものとなりますように・・(O)


8/3のIKAROS
太陽距離: 0.93AU
地球距離: 105096452km, 赤経=67.0°, 赤緯=16.0°
金星距離: 1.49AU(222842407km)
姿勢:スピンレート=0.4rpm, 太陽角=2deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 0.93AU
Earth Distance: 105096452km, RA=67.0deg, Dec=16.0deg
Venus Distance: 1.49AU(222842407km)
Attitude: Spin Rate=0.4rpm, Sun Angle=2deg


P.S.
特別公開時までにいただいた差し入れです.
本当にありがとうございました.
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特別公開時にいただいたIKAROSグッズを紹介します.
(特別公開前に届いたグッズは相模原博物館の展示物として
 持って行ってしまったので,別途紹介したいと思います)
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