報告の中では、大型計算機運用とその共同利用は順調に進められた事、平成14年度には国立情報学研究所のスーパーSINET事業の一環として新規に阪大、東工大、北大、九大と宇宙研の間にMPLS方式による専用回線が接続された事、次年度の計算機のリプレースに向けて現在調達日程に従って作業を進めている事、平成15年度10月に予定されている3機関統合に向けて統合ネットワークシステムの設置とLANの整備が計画中である事などが報告された。
議題1で今年度は(1)スーパーSINETと所内LANギガイーサーネットの接続・運用とこれのプロジェクトでの活用および科学研究への応用、(2)科学衛星運用支援・データ処理システム及びスパーコンピューターシステムのリプレースを行い稼働開始すること、(3)3機関統合後も大学共同利用機関の性格を堅持しデータベースやスーパーコンピューターの全国大学共同利用を促進すること、を今年度の主要事業として確認した。議題2では大型計算機共同利用の公募結果と審査のあり方を議論し、大型計算機共同利用応募書類の審査委員を決定した。なお従来の計算機利用の支援経費のうち、各大学の計算機の使用料を宇宙研が負担していた分については、新機構への移行に伴いこれを廃止することとした。また、議題3について来年度はマルチメディア関連のテーマでシンポジウムを開催する事となった。
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