PLAINセンターニュース第114号
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H14年度 宇宙科学企画情報解析センター運営委員会報告

 上記委員会を平成15年3月20日に宇宙研新A棟2階B会議室において開催した。この会議には星野真弘(東大理)、近田義広(国立天文台)、松方純(情報研)、荻野竜樹(名大STE研)長瀬文昭、向井利典、橋本正之、藤井孝蔵、山田隆弘、笠羽康正、篠原育、三浦昭、高橋静次(宇宙研)(以上委員)、田村隆幸、馬場肇、本田秀之(宇宙研)が出席した。当日はPLAINセンターの平成14年度の運営・事業・開発研究に関する報告と平成15年度の事業計画等の審議が行われた。

報告

1. 計算機・ネットワーク運用状況
2. 計算機共同利用
3. スーパーSINET及び専用回線運用状況
4. 平成15年度導入計算機リプレースの進捗状況
--リプレースに伴う所内システムの変更について
5. 3機関統合に伴う機構内情報システムの構築
--ドメイン名について
--新機構の情報システム体制について
--新構内ネットワーク、所内ネットワークについて
6. 平成14年度シンポジウム報告

議題

1. 平成15年度事業計画概要
2. 計算機共同利用申請状況と審査員選定
--計算機共同利用支援方法の見直しについて
3. 平成15年度シンポジウム計画

 報告の中では、大型計算機運用とその共同利用は順調に進められた事、平成14年度には国立情報学研究所のスーパーSINET事業の一環として新規に阪大、東工大、北大、九大と宇宙研の間にMPLS方式による専用回線が接続された事、次年度の計算機のリプレースに向けて現在調達日程に従って作業を進めている事、平成15年度10月に予定されている3機関統合に向けて統合ネットワークシステムの設置とLANの整備が計画中である事などが報告された。

 議題1で今年度は(1)スーパーSINETと所内LANギガイーサーネットの接続・運用とこれのプロジェクトでの活用および科学研究への応用、(2)科学衛星運用支援・データ処理システム及びスパーコンピューターシステムのリプレースを行い稼働開始すること、(3)3機関統合後も大学共同利用機関の性格を堅持しデータベースやスーパーコンピューターの全国大学共同利用を促進すること、を今年度の主要事業として確認した。議題2では大型計算機共同利用の公募結果と審査のあり方を議論し、大型計算機共同利用応募書類の審査委員を決定した。なお従来の計算機利用の支援経費のうち、各大学の計算機の使用料を宇宙研が負担していた分については、新機構への移行に伴いこれを廃止することとした。また、議題3について来年度はマルチメディア関連のテーマでシンポジウムを開催する事となった。



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