リモートセンシングとは,読んで字の通り,遠隔からの計測一般を指すが,より狭い意味としては,衛星や航空機に搭載したセンサによって,地球環境の状態を表現する諸量を計測すること,及びそのための技術をいう。リモートセンシングでは,可視光からマイクロ波,UHFまでの様々な波長帯の電磁波に感度をもつセンサが,目的に応じて使い分けられる。昨今,地震や火山活動などの災害監視や環境計測に対して,リモートセンシング技術の実用化が飛躍的に加速している。