【噛み合せ試験】

 ロケットや人工衛星・探査機には様々な機器が搭載される。

 これらの機器は様々な研究機関,会社において製作され,それぞれの動作確認 が行われる。しかし実際のロケットや衛星ではこれらの機器がお互いに複雑に接続されて,全体として目的とする機能を果たす。従って,個々の試験を完了した後で,全機器を持ち寄り機器間相互の接続に間違いのないこと,各種の信号のやり取りが正常に出来ること,お互いに雑音などによって動作が乱されないこと,そして最後には全体として打ち上げ時の振動や衝撃に耐えること等の確認が必要となる。これらの打ち上げ前に実施する一連の試験を総称して噛み合わせ試験と呼んでいる。

(MH)

全搭載機器を相互に接続して実施される噛み合わせ試験
(SS-520-2号機)


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