48惑星分光観測衛星「ひさき」
(ミッション部)
(70秒)

2013年イプシロンロケット試験機で打ち上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」のミッション部の熱構造試験モデルです。

「ひさき」は世界初の惑星を観測する専用の宇宙望遠鏡で、長く筒状のところが望遠鏡の筒先になっていて、内部は反射望遠鏡のような構造をしており、紫外線分光撮像装置に光を導いて観測しています。

木星をまわる衛星イオの火山ガスに由来するプラズマの光を詳しく観測することで、木星のまわりで起こっている粒子加速の証拠をとらえるなど重要な成果をあげています。

衛星全体の外観は、天井から吊るされた実物大模型のとおり、ミッション部とバス部がはっきりと区切られた姿の小型衛星であることがわかります。

展示でもそれぞれのミッション部の試験モデルを同じ高さの台にのせて並べています。