46火星飛行機(67秒)

火星には二酸化炭素の大気があります。地球よりはずっと薄い大気ですが、将来は火星飛行機が火星の空を飛んで、着陸して探査ローバを走らせるよりも広い範囲を、地形の凹凸に関係なく調べるといった、これまでにできなかったような探査が可能になるかもしれません。

展示している火星飛行機は、世界初の火星探査航空機の実現をめざしているワーキンググループが作ったものです。

地球で使う飛行機とはまた違った条件で翼の形を検討し、本体を軽くする工夫がされていて、大気球を使って地球の上空30キロメートル以上のところから飛行させてデータをとるといったことも行われています。

また将来的には金星や土星の衛星タイタンなど大気をもつ天体を探査する方法としての発展も期待できるかもしれません。