43火星衛星探査計画MMX(78秒)

火星にはそのまわりを回る衛星、地球でいうところの月、が2つあります。
フォボスとデイモスです。

展示室にはフォボスの模型があります。大きなクレーターもあって、いびつな形をした衛星です。

まるで小惑星のようにも見えますが、火星の衛星が一体どのようにしてできたのかは、まだよくわかっていません。

もしかしたら、むかしこのような天体が、太陽系の中で有機物や水を運ぶ役割をして、惑星の環境を変えたのかもしれません。

「はやぶさ」「はやぶさ2」に続くサンプルリターン計画として2020年代前半の打上げをめざして開発をしているのが火星衛星探査計画MMXです。

探査機は、地球から打上げて約1年後に火星近くに到着し、そのあと火星をまわる軌道に入ります。そして衛星に着陸して物質をとって、地球へと持ち帰るという計画です。