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大気球実験B09-08の状況と今後の気球実験について

2009年8月27日(木)6時21分にB09-08実験として連携協力拠点大樹航空宇宙実験場より放球した気球は、観測器切離し後の降下速度が所定の計画より遅くなったため、北海道広尾町の山中に着地いたしました。その後、回収した気球システムなどから、気球を正常に破断できなかったことにより降下が計画通りに出来なかったことが判明しました。

直ちに原因究明を行った結果、今回試験的に装着した無線装置の装着方法が影響し、正常な気球の破断を阻害したものと結論いたしました。

2009年度第二次気球実験で予定されている残りの3つの実験に関しては、当初より無線装置を装着しないこととしており、安全性、信頼性を再度検討した結果、気球の正常な破断に問題はないと考えられるため、関係方面と調整の上、9月4日以降早期に実験を再開することとしました。

関係各方面の方々のご協力に感謝申し上げますとともに、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。

2009年9月3日

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